ハワイで住宅ローンを組む
「日本人でもハワイで住宅ローンを借れますか?」というご質問があります。
「はい、条件をクリアーできれば日本人でもハワイで住宅ローンを組むことができます。」
「資産があるのですが、ローンはどれくらい借れますか?」。
残念ながら、アメリカも日本のローンと同様、キャッシュフローがなく、資産だけでローンを組むことはできません。基本的には、ハワイでローンを組むのも日本国内でローンを組むのも、「条件はほぼ同じ」と思ってください。
まず大事な3つの要素は、「収入、負債、そして資産」です。
しかし、資産があっても、キャッシュフローがない場合、ローンを組むのは難しいです。
また、収入、負債額、毎月の返済額の割合が重視されます。
非居住者の日本人がローンを組んでアメリカの不動産を購入するときに必要な提出書類は、
1:給料所得の場合:最近2年分の源泉徴収票と最近2ヶ月分の給料明細
2:確定申告の場合:最近の2年分の確定申告、青色申告などすべて
3:個人事業経営の場合:上記プラス最近2年分の決算報告書と損益計算書
4:会社経営の場合:25%以上の株も持っている場合
上記プラス最近2年分の法人確定申告書と決算報告書、今年の損益計算書
5:残高証明書
6:信用状2通(ご利用のクレジット会社より)
7:身分証明書のコピー(運転免許書、パスポート)
そして流動資産を証明するための残高証明、金融会社からの信用状、そして今ある住宅ローンなどの支払い明細書などもあれば提出して下さい。
ローンを組むのに掛る費用
オリジネーション・コストという費用が借入額に対して1%から2%掛ります。それに、審査、不動産鑑定費用などで、約$2,000です。
このローン費用とは別に、エスクロー費用、権原調査費用、そして固定資産税、火災保険代など事前に支払う「クロージングコスト」が約1%掛ります。
毎月の返済額
勿論、借入額によりますが、例えば、5%の利息で$100,000を借入し、元利均等法で30年の償還で計算した場合、$537です。 $500,000を借りるときは、単純にこの$537を5倍にして下さい。(これを覚えておくと簡単に概算が出来ます。)
その他、コンドテルなどのように、ホテル形式の物件で、フルサイズの台所(バーナーが4つ)がついていない物件は、今はローンが組めなくなりました。勿論、物件の状態が悪いもの、訴訟が起こっている建物はローンの借入が難しいとお考えください。
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