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- 松山 陽子
- 株式会社 生活設計ＦＰワーク 代表取締役
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
年末調整の時期です、といったコラムをいくつか書きましたが、そもそも年末調整って何でしょうか？
月々の給料から引かれている所得税。実は、仮に引かれている金額なのです。
所得税は１年（1/1～12/31）に受け取った給与に対して課税されますが、12/31にならないと金額が確定しません。
だからといって、12/31に１年分の所得税を引かれるとなると、これは大変！
そのために、毎月「仮の所得税」を源泉徴収（支給の際に差し引くことで徴収すること）することになっているのです。
そして、ついに年末になり、１年の収入が確定したら、所得税額を精算します。その際、多くの場合は「引き過ぎたから還付します」となり、これが年末調整の還付金というわけです。
もちろん還付ばかりでなく、追加で徴収されることもあります。
でも最後に追加で払うよりも、最後に戻ってくる方が「トクした気分」になりますよね。
だから、国も普段やや多めに徴収し、最後に戻ってくるようにしているのだと聞いたことがあります。
したがって仮に月々の給与で引かれる所得税額が誤っていたとしても、最後には調整されるので心配無用です。
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