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岡野あつこ
株式会社カラットクラブ 代表取締役
東京都
離婚アドバイザー

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私の浮気発覚でも離婚も考えない拘束夫、もうたくさんです!

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結婚してから17年、彩香さん(43歳)の夫・守男さん(42歳)は、とてもやきもち妬きで妻を拘束し続けています。初めのうちは愛されていると思えていたのですが、やがて彩香さんは夫の拘束に疲れてしまうのです。そして、そのはけ口はどこに・・・・・・。



高校時代、野球部のマネージャーをしていた私は、卒業してから4年経ったある日、1年後輩の野球部員だった守男から、突然呼び出されました。
「彩香先輩! 自分と付き合って下さいッ!」
恋人と別れて三ヵ月経っていた私は、真面目に頭を下げている守男との交際を思わず受け入れました。
「ありがとうございます! 自分は、部員のころから先輩が好きでした。ずっと忘れることができませんでした」
少年のような告白をされてなんだか可愛くて、思わずコロリと参ってしまったのです。
それに、ものの言い方が変わっていないわりには、社会に出た守男は、野球で鍛えた肉体に、スーツがビシッと決まり、坊主だった髪をやや伸ばした風貌は、意外とカッコいいと思えました。
もともとマネージャーという世話をやくような立場だったこともあって、守男との交際は、私に主導権がありました。私が守男の仕事の悩みを聞いたり、デートコースを考えてあげたりしていたのです。ただ、はじめは敬語だった守男も、次第にタメグチをきくようになり、ときには自分主導で事を運ぶようになってきました。

3年ほどして、結婚を意識し始めてから、守男の態度がそれまでよりもがらりと変わりました。(※1)
いちばん甚だしいのは、私の行動に対する管理でした。



「きょうはどこへ行っていたんだ?」
「会社よ。だって、水曜日だもの、当たり前でしょ?」
「そのほかは? 昼は誰と食ったんだ?」
「やあね。仕事が終わったら、会社の外で守男が待っていたんじゃない。お昼だって、社員食堂で一人で食べたわ」
むきになって私の行動を根掘り葉掘り聞くようになりました。でも、私は心配してくれるんだなぁ、愛されているんだなぁと、のんきに喜んでいました。(※2)



やがて、私たちは結婚しました。すると、守男の拘束は、一層激しくなりました。私の都合も考えず、毎日何回も仕事中でも電話をかけてくるのです。その度に、何をしているのか、誰といるのかと聞かれました。(※3)



今思えば、私もいけなかったのでしょう。一度も「うるさい」とか「しつこい」とも言わずに、答えていました。
うんざりする日々の中、私は妊娠しました。子どもができれば、私も仕事を辞めるつもりでしたし、守男も変わると期待していました。
でも、結局、何も変わりませんでした。そして今、私も40歳を過ぎ、下の子も小学校の高学年になりました。さすがに毎日の電話の回数は、1日1回に減っていました。
珍しく、一度も電話がかかってこなかった日、守男は夕方の早い時間に帰宅しました。
「彩香、もしかしてそろそろ仕事でもしようと思ってるんじゃないか? それが気になって、直接確かめようと思って帰ってきたんだ」
私は、そんなことで早退して帰宅する守男の幼さや、わがままにとても腹が立ちました。守男は、私が外に出るのを警戒して聞いたようですが、そのひと言が、ただでも腹が立っていた私にスイッチを入れてしましました。(※4)


外に出よう! 私はそう決心しました。まずは守男の留守中に、家の近くでパートをしてみることにしました。家の中にいて、守男の拘束に従っていると思うと、いらだちが募りました。
久しぶりに、少しだけ自分だけの自由な時間を過ごすつもりだけだったのですが、実はパート先で、素敵な男性と知り合ってしまったのです。はじめは、一緒にいるだけで嬉しくて仕方がありませんでしたが、そのうち、パート時間を短縮して、2人で出掛けるようになりました。(※5)



彼は、パート先のお店のオーナーでした。
デート時間は昼間に限定されていましたが、私は、手に入れてしまった久しぶりの自由とときめきで興奮していました。そして、運命の出来事が起きてしまったのです。
私はオーナーと一緒に、ホテルに行きました。守男とは、普通に性生活がありましたが、私は、秘密を持ってしまったことと、守男以外の男性に抱かれたことで、すっかり頭に血が上っていたのです。
日が傾きはじめ、私は帰路につきました。夕食の食材を買い、いつものように塾から帰ってきた子どもを迎え、台所に立っていました。
「おい、このマッチはなんだ?」
「さ、さぁ・・・・・・わからないわ」
私は、ホテルのマッチをバッグに入れて持ち帰ったのでした。
私は、ホテルのマッチをバッグに入れて持ち帰ったのでした。たまたま、その日、着火が悪かったガスコンロに火をつけるのに使ってしまったのです。夕食の支度の途中で帰ってきた守男が、めざとくコンロのそばにあったマッチを見つけてしまいました。(※6)



その日の騒動は、ただごとではありませんでした。子どもたちが寝静まってから、一晩中怒られました。私は土下座して謝りました。ことのいきさつを洗いざらい話すことになり、浮気はもちろん、パートにも二度と行かないと誓約書を書かされました。(※7)



「おまえは、俺がこんなに大切に思っているのに、それでも裏切るのか? いったいどれだけ愛されれば気が済むんだ?」
「そんなんじゃないの。 何もしていなのに、あなたに監視されたような毎日が嫌になってしまったのよ」
「だからって、こういう仕打ちをするのか?」
「そんなに許せないなら、いいわよ、別れる」
「バカヤロー!おまえを手放すつもりがあったら、浮気でもなんでもしていいよ。俺は、一生おまえを放すつもりはないんだ」
「だったら信じてよ」
「いまさら、よくそんなことが言えるな」
「これからもずっと私を監視するつもり?」
「おまえは浮気者だってわかったからな」
見つからなければ、なんでもなかったのに・・・・・・と思うと、いまだに悔しくてなりません。それからというもの、守男は昔のように一日何回も、行く先々に電話をかけてくるようになりました。もう、たくさんです!



※1:拘束したいタイプの男性やストーカー体質の人が欲しいモノを手に入れたときに出る症状。この時点で、これが本性と気づけば、この先の苦労も最小限にとどまるでしょう。
※2:本当にのんきです。このときはすでに異常なほどの執着を示してるのに・・・・・・。
※3:まさに自分の所有物のような(扱いでの)質問攻め。このタイプの(人の)典型的行動パターンです。そろそろイヤだと意識表示をすべきときです。
※4:我慢をし続けると、人はあるとき爆発します。粘着質の人の味方をするわけではありませんが、そろそろ辞めないと逃げられるタイミングです。
※5:妻の苛立ちはわかりますが、そういうい原因があっても、浮気をしてしまえば不利になるだけです。
※6:たとえ火遊びの浮気でも、マッチで見つかってしまうとは・・・・・・。でも、普通なら離婚となり、慰謝料を浮気相手とともに取られてしまうケースです。
※7:誓約書ですんでよかったともいえます。ただし、約束したからと言ってこのタイプの夫は決して安心はしないはずです。これからが忍耐が必要です。



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