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- 藤原 純衛
- 転職コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
パソナキャリアの調査によると中途採用の面接で32.9%の人が「嫌な思い出がある」と回答しているのだそうです。
Business Media 誠:中途採用の面接で嫌な思い出……ありませんか?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0910/28/news034.html
「態度が高圧的で何を話しても否定的だった」
「面接室で長時間待たされ謝罪なくひじをついたりしながら面接を行われた」
といった面接官の応対で受けた印象によって90%の人が「入社の決意に影響する」と答えています。
「不況なんだから・失職中なんだから採ってやる」とでも思うんでしょうか?
何を勘違いするんでしょうかねぇ「面接官はえらい」と?
これは一般事業会社の例です。
不況下における人材採用であっても本当に欲しい優秀な人材はなかなか大変です。
面接に来た人と縁がなくても、今度は自社のユーザーになってもらう可能性があります。
自動車会社であれば、彼に自社の商品を購入戴けるかもしれないし、銀行であれば口座を開設してくれるかもしれません。
そのためにも不合格にするにしても気持ちよく帰ってもらわなければならないわけで、人事・採用部門の人こそ「自社製品の営業マン」でなければならないのです。
一般事業会社が不誠実な面接によって会社のイメージを失するのと病院の評判を下げるのは一緒です。
面接官に理不尽な対応を受けた応募者が友人や知人に「あの病院は、こうだった」「あなたも応募するのは辞めといた方が良いよ」と広めかねません。
いったんTwitterやBlogに書き込まれたら、いくら本人に削除してもらっても永遠にネットの中を飛び回っていますから。
ましてや医療業界は事業会社とは逆の人材不足
良い人には複数の内定がでますから、その中で自分の病院を選んでもらわなければいけない。
看護師が転職先に欲しい情報は給与条件以上に「職場の雰囲気・環境」って先日書き込みました。
私も求職者には「内定は企業が出すが最後に決めるのはあなた自身」と言っており、面接はこちらも求人側を選考する場と思っています。
実際に人材紹介の場で良く感じることなんですよね。
えてして「いい人を見分けよう」と取り調べのような質問攻めやストレス耐性を見ようとキツい面接をしてしまう。
たしかにプレッシャーを与える面接は、その人となりをみるのに有効な方法なのですが、この面接を受けた人のほとんどが「こんな失礼な面接をする企業には内定がでても行きたくない」と辞退してきます。
と、まぁ事務長は十分承知していることなんだろうけど、現場面接や新卒の一斉面接などであれば他部署からの応援もあるし、協調性などのコミュニケーションスキルを評価すえるには配属予定先の婦長の面接でのチェックも必要。
こういう人達、全員に「当院の営業マンであれ」と周知徹底するのは大変です。
この点、ぜひ採用計画に組み込んでおいてください
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