- 西内 純
- メープルFP相談室 代表
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
- 吉野 充巨
- (ファイナンシャルプランナー)
- 吉野 充巨
- (ファイナンシャルプランナー)
前回のブログの続きです。
前回は現役時代に資産運用経験のない方達が退職金をもらうと、陥りそうな失敗のケースを見てきました。
今日は、現役時代、資産運用経験のある方で、リーマンショック以降のここ数年の厳しい投資環境の中で、資産運用で良い思いを出来なかった人達への助言です。
「あつものに懲りてなますを吹く」と言うことわざがあるように、下手な投資をすると大事な老後資金がなくなってしまうと、ビビッて銀行預金、タンス預金しかしないというのもどうかと思います。
ご存知の通り、一般的に安全商品の代表格であると言われている国債(異論もありますが)だけで運用しても今は年利1%にもなりません。ところが、リーマンショックをはさんだ過去十年間、もし6資産(先進国株式・債券、新興国株式・債券、日本株式・債券)への均等分散投資を行っていたら運用結果はどうなっているかご存知ですか?
年利4%程度で複利運用しているのと同じ結果、すなわち約1.5倍に増やすことが出来ているのです。
今は長生きすることがリスクの時代です。65歳からリタイア生活に入ったとして、平均余命は男性で約15年ですので、15年間の老後資金の準備ができたとしても、ひょっとしたら平均以上に長生きすることも十分考えられます。老後準備資金をうまく資産運用しながら取り崩していくのと、何もしないのでは大きな差が出てきます。
これはあくまで、各個人のリスクとリターンの考え方、リスク許容度にもよりますが、纏まった資金をただ銀行に預けて置くだけと言うのはどうかと思います。
大事な老後資金が毀損しないように気を付けなければならないのですが、何もしないのもインフレリスクに対応出来ていないことになりますね。インフレなんてありえない。。。Who knows 。。。。
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