老齢基礎年金に上乗せする付加保険料とそのメリット

国民年金を納めていらっしゃる第一号被保険者の中で、国民年金基金に加入されてる方は多いと思いますが、月々の掛け金をそこまで出せない方にお考え頂きたい制度として、付加年金を紹介いたします。

将来少しでも年金の受給額を増やしたい方に最適かと存じます。
掛け金は月々400円です。
給付は、200円×付加保険料を納めた月数で計算された年金が受けられます。
この付加年金は極めて有利な保険です。

もとになる数字の200円は一見小さな金額に見えますが、積もれば大きな金額に代わります。
50歳から60歳までの10年間、毎月の国民年金保険料にプラスして400円を納めますと、120ヶ月になります。この場合200円×120ヶ月＝24,000円が65歳から始まる老齢基礎年金(満額で786,500円)の需給に合わせて加算・支給されます。

40歳からであれば、200円×240ヶ月＝48,000円
20歳～でしたら96,000円の上乗せになります。この場合老齢基礎年金も満額ですから、併せて882,500円になります。そして、死亡する迄続きます。

投資効率の面でも、極めて高い利回りになります。
平成21年の簡易生命表によれば、男性65歳の平均余命は18.88歳、女性は23,97歳です。
従い、
10年間納めた場合で、400円×120ヶ月＝48,000円の納付で、受給は200円×120ヶ月×18.88年＝453,120円にもなります。女性の場合には、200円×120ヶ月×23.97年＝575,280円です。

40年納めた場合の総納入額は400円×12ヶ月×40年＝192,000円ですが、
平均余命まで受け取ると、男性は200×480ヶ月×18.88年1,812,480円、女性2,301,120円です。
注.平均余命は端数で示されす、支給は月単位ですので実際の支給額と異なります>

このような有利な年金形成です。下記に該当する方は、注意をよく読み是非加入をご検討下さい。
1. 第一号被保険者。ただし、保険料免除者・国民年金基金の加入者を除く。
2. 任意加入被保険者。ただし、特例任意加入被保険者は納入できません。
3. 国民年金保険料を納付した月のみ付加保険料を納付できます。
4. 付加保険料を納付期限までに納付しなかった時、または国民年金基金の加入員となったときは、付加保険料を納付する権利を失います。
5. 農業者年金の被保険者は、必ず付加保険料を納付しなければならないとあります。忘れずに納付ください。
手続きは
厚生労働大臣に申し出て、その申出をした日の属する月以後の各月につき、400円の付加保険料を納付する者となることができます。住所地の市区町村役場でおてつづきくださ


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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
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