- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
シャルル・ド・ゴール空港に朝6時過ぎに到着し、そのまま南仏モンペリエ行きの飛行機に乗り換えました。
1時間20分でモンペリエに到着。
まずはモンペリエの近郊Saint Mathieu de Treviersにある「Maison Chabanol」へ。
この旅の最初のパン・ド・ロデヴです。
現地では、パン・ド・ロデヴは、「パン・パイヤスpain paillasse」と呼ばれるようです。パイヤスとは柳の木の枝でできた、パンを発酵させる籠のこと。昔は大きな籠で生地を発酵させていたのだそう。
このお店の経営者Jean-Luc Chabanolさんは、ロデヴの町のあるエローHerault県のパン組合の組合長さん。でも若干39歳!
発酵させた生地の分割を見せてくださいました。端から交互に切っていきます。
分割した生地をくるっとひとひねり、あるいはもう少し。
そのままオーヴンへ。
お話を聞いている間に、小、中、大と焼けてきました。
焼き立ては香ばしく、ちょっと焼いたお餅のような味がします。
さて近くの村でお昼ご飯です。
人がほとんどいない・・と思っていたら、レストランにはいっぱいです。
ハムと鶏のささみとチーズのサラダ
あとから料理人がやってきました。
「サラダ、どうでした?」
「おいしかったよ!」
と言うと、ほっとした様子。
ようやく気候が暑くなってきたので、今期初のサラダを作ってみた模様。こんなことを聞かれたのは初めてです。
鴨のコンフィとじゃがいも、緑フラジョレ豆 canard confit, pomme de terre et flageolets verts
深夜の羽田を発って、20時間。ようやくフランスにやってきたことを実感します。お天気もよく、戸外のテーブルはとても気持ちがよいものです。
さっきのシャバノルさんが下さったパン・パイヤス
少し時間がたって、よい香りになっています。ごく軽い酸味とほどよい塩加減。ひねったことで中身に少し弾力がでてて、よい食感です。とてもおいしいパンでした!
(明日に続く)
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