上を見れば、きりがなく、下を見ても、きりがない。 - 心と体の不調全般 - 専門家プロファイル

鶴田 育子
全米認定カウンセラー
心理カウンセラー

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茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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上を見れば、きりがなく、下を見ても、きりがない。

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ビジネススキル講師

世の中には、やってみなければわからないことがたくさんあります。

やってみたら、なるほどこんなものかと納得できるし、やってみてうまくいかなければ、別の道を探すきっかけになる。そうやって試行錯誤するプロセスが、脳細胞を刺激し、細胞と細胞をつなぐシナプスの数を増やすので、考える能力も身に付き、咄嗟のとき、懸命な判断ができるようになるので、一石二鳥というものです。


髪の毛が逆立つような恐怖体験であっても、思い出すだけで赤面するような体験であっても、自分が、そう決めさえすれば、人は、すべての体験から学び、その体験から学んだことを自分のため、そして、周りの人のために、活かすことができるようになります。体験したものでなければわからない痛み、苦しみ、感動があってこそ、「共感」できるようになるからです。

もちろん、こんなはずではなかったという体験が立て続けに起こると、意気消沈して、自信がなくなるときもあります。

そんなときは、ずっとこのままだったら耐えられないという状況が、永遠に続くことはないのだということを思い出しましょう。

ハイハイしていた幼児が、二本の足で立ち、老いて杖をついて三本足になるというなぞなぞがある地球では、「変化」が自然の摂理です。

もし、あれも、これもやらなければならないと、プレッシャーで押しつぶされそうになるのであれば、「~しなければならない」ということは、一つもないのだということを覚えておきましょう。あるのは、変化につながる可能性だけです。


お日様が照ったり、陰ったりするように、月が満ちたり、欠けたりするように、人間にも、調子のいい日があり、不調なときがあるものです。

快調なときは、周りの人を叱咤激励したくなり、停滞気味のときは、取り残された気分になるかもしれませんが、どんなときであっても、自分を他人と比べるのはやめましょう。

周りの人も、同じ人間。良いときもあれば、悪いときもある。たまたま、そのとき、自分より好調だったり、自分より不調だったりするだけのことなのです。

上を見れば、きりがなく、下を見ても、きりがない。

「ああなったらどうしよう」、「あのときこうしておけばよかった」という不安や心配に苛まれるときは、目の前にあるものに心を向けて、今この瞬間に、焦点をあわせましょう。

不安、憤り、執着、悲しみといった否定的な感情は、心が、過去や未来をさまよっていて、今、ここにないときに起こります。

もし、目の前の状況が、目を背けたくなるようなものであるときは、こうあったらいいと思う地球の姿を思い浮かべてみましょう。

人間の身体は、頭で思うことに反応します。理想的な地球を何度も思い浮かべるうち、疑似体験が積み重なって、理想的な状況になったとき、すんなりと自然な行動がとれるようになります。

体験は、金。

自分の人生は自分のためにあるのですから、たとえ何年、何十年かかろうと、やってみたいことがあるのなら、思い切ってやってみる方がいいと、私は、思います。

そのプロセスが、人生を豊かにし、なんとかなる、何とかできる自分がいるという自信を育むことにも、つながっていくからです。


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