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ガンもうつ病も恐くない!自然法則に従った食事法とは?(9)

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(続き)・・さて生きた野菜や果物には、他にも様々な利点があります。これらの食材には「ビタミン」や「ミネラル」が豊富に含まれ、人間が生命活動を営む上で必要なそれらの栄養素を、ふんだんに供給してくれます。果物を食べると風邪をひかない、などと言われるのはそのような理由からです。これらの栄養素は、加熱された食事や加工食品には殆んど含まれていないか、変性してバイオアベイラビリティー(生物学的利用度)が低下してしまっています。例えばビタミンCを我々は合成できないため、体外から毎日のように補給する必要がありますが、その最適な供給源は「生」の野菜であり果物です。

 

次に、腸内をきれいにしてくれる「食物繊維」の存在が挙げられます。腸内では様々な有害物質が発生し、放置すれば便秘をはじめ、憩室やポリープ、さらには大腸がんなどの原因になりますが、食物繊維は有害物質を吸着、排出するのに威力を発揮します。また余分なコレステロールを排除して、動脈硬化や心臓病などのリスクを低下させるのに寄与します。このような食物繊維は加熱、加工してしまうとバラバラに分解されてしまって機能しませんし、動物性食材には全く含まれていません。

 

それから野菜や果物は、ポリフェノールやβカロチンなど抗酸化物質の宝庫です。これらの物質は一般に「ファイトケミカル」とも呼ばれ、本来は植物の生体自体を紫外線や活性酸素、害虫などのストレスから身を守るために自ら作り出した物質ですが、人間や動物がその植物を摂取することにより、今度は彼らの身を、活性酸素や老廃物、各種化学物質の害から守ってくれるのです。生野菜をたくさん食べると、表現しようのない満たされた感じになるのはそのためです。これらのファイトケミカルは加熱すると一部を除いて減少または変質してしまいますし、動物性食材には例外はあるものの、さほど含まれてはいないのです。

 

野菜や果物には「たんぱく質」があまり含まれていないと考えられがちですが、野菜や果物にはアミノ酸という形で、意外と豊富なたんぱく質が含まれています。赤ちゃんの主たるたんぱく源である母乳には約5%のたんぱく質が含まれていますが、バナナにはそれとほぼ同等のたんぱく質があるのです。またオレンジには7.8%、イチゴには10.2%も含まれています。そしてカロリー当たりで比較すると、ブロッコリーには牛肉の2.2倍ものたんぱく質があるというから驚きです。従って野菜や果物中心の食生活を送っていても、基本的にたんぱく質不足に陥ることはありません。

 

さらに果物はたいへん優れた「エネルギー源」です。呼吸や消化をしたり歩いたりといった人間の活動にはエネルギーが必要で、その主体は「糖質」ですが、果物の中の糖質は自前の酵素によって、体が吸収しやすい様にあらかじめ消化されています。従って果物は胃でさほど消化される必要がなく、胃をまたたく間に通過して腸に運ばれ、腸壁からスムーズに吸収されます。従って消化のために莫大な酵素やエネルギーを消費することがないため、余った酵素やエネルギーを、組織の浄化など必要な作業に転用することができるのです。果物のエネルギー転換効率はきわめて高く、90%にも上ります。ちなみに穀物は約30%、肉類は約30%に過ぎません。

 

また果物に含まれる「果糖」と呼ばれる糖質は、ブドウ糖など他の糖質と異なり、その代謝にインスリンの助けを必要としません。インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンで、ブドウ糖が消化、吸収された際には膵臓から分泌され、糖質を細胞に運んで血糖値を安定させようとします。ところがブドウ糖が多量に繰り返し入ってくると、インスリンの作用だけでは追い付かずに血糖値が上昇するなどの弊害が生じます。それに対して果糖は、インスリンと無関係に細胞内に速やかに運ばれ、取り入れられるので、血糖値が上昇する心配は基本的にありません。事実、果物を食べる習慣を身につけると、糖尿病は改善に向かうことが証明されています・・(続く)

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