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認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(4)

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(続き)・・それではどのような人が認知症になりやすいのでしょうか。まず考えられるのは「遺伝」の影響です。血漿リポ蛋白を構成するアポリポ蛋白には6種類の遺伝子多型が存在しますが、そのうちアポE4という遺伝子型はアルツハイマー病の危険因子といわれています。実際にアルツハイマー病患者に於けるアポE4の出現頻度は健常者の3倍もあるとされています。アポE4を持っている人は、とりわけ認知症対策が重要なのです。

 

但しアルツハイマー病患者の3分の1はアポE4を持っておらず、またアポE4を持っていてもアルツハイマー病を発症しない高齢者も多数いることから、アポE4はアルツハイマー病を発症させる決定的要因ではありません。この遺伝的要因は、生活習慣や家庭環境など他の要因と並んで、発症を促す危険因子の一つと捉えるべきです。認知症になるかどうかを決定するのは、遺伝よりもむしろ「暮らし方」です。

 

認知症の発症要因として無視できない要素の一つに「食べ過ぎ」があります。食欲にまかせて食べ過ぎると肥満体となり、糖尿病の発症につながります。実際に糖尿病患者は健常者に比べ、脳血管性認知症に1.8倍、アルツハイマー病に2.1倍もかかりやすくなります。糖尿病患者は増え続け、今や成人の6人に1人は糖尿病またはその予備軍とされていますが、糖尿病対策はそのまま認知症対策ということもできます。

 

また食べる量とともに「栄養バランス」が重要です。認知症になりやすい人の食事パターンをみてみると、砂糖やお菓子、炭水化物など糖質の摂取量が多い、肉や動物性脂肪の摂取量が多い、加工食品やインスタント食品を頻繁に食べる、その一方で野菜や果物の摂取が少ない、などの特徴があります。これらの食生活は脳の神経細胞を酸化させ、βアミロイドを蓄積させ、アルツハイマー病の危険因子となっているのです。

 

酒やタバコなどの嗜好品も要注意です。タバコはガンの原因となるだけでなく、一酸化炭素によって脳が酸欠状態となり、また200種類以上に及ぶ有害物質が神経細胞を直接障害します。そのために認知症発症の重大な危険因子となります。また酒は百薬の長などといわれ、適量ならば脳のリラックス効果が期待できますが、量を過ぎると神経細胞を麻痺させて認知症へ一歩近付きます。酒はほどほどが大切なのです。

 

運動不足も認知症発症の要因となります。体を極端に動かさない日々が続くと、脳の中でも特に前頭葉の働きが鈍くなり、思考力や創造力が低下してしまいます。また休日にゴロゴロしてテレビばかり見ているような生活も、脳の機能を損ねることになります。そのように体も脳も運動不足の状態が続くと、将来的に認知症を発症させる原因となります。健康で元気な老後を迎えるには、頭と体を鍛えておく必要があるのです・・(続く)

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