不確実性(リスク)を考える(ライフプランの作成)

東日本大震災以降、ライフプランを達成する為の、資産運用に関する不確実性(リスク)が増しております。

また、従来のリスク対応では不十分なことが解りました。
ただし、リスクに対応するためにはコストが掛ることが多く、その費用を考えますと対応を測らずに、リスクを長期間甘受する、甘受する期間を短縮する、リスクの軽減策(通常は様々な分散)を立案するなど様々な対応が考えられます。

私の例で述べてみますので、読者の皆様も、一度頭の体操と考えて検討されては如何でしょう。
★私の身体・健康はリスクの大きなものでした。
たまたま現時点(4月4日で66歳)では強運と思われるほど、結果はリターンの大きなものです。
20代で脂肪肝で死ぬといわれてダイエット(85㎏⇒63㎏)、30代で胃の3分の2と十二指腸を摘出(手術前に大出血)、50代で胆石抽出に胆のうを摘出、60歳で精巣一つ摘出しました。。
最初の手術を行った医師から言われ、私は60歳前の死亡を前提にライフプランを立てておりましたが、既に6年も着地点を超えています。1標準偏差は超えて2標準偏差にも入る差異になります。(何時死ぬかも不確実ですので重要なリスクの一つです) この場合リスクに対してリターンがプラスの方向に大きく振れた例です。

上記の状況ですので、様々な生活・計画は1年～3年程度の短期で達成を測れるよう目標を立てています。且つ、点検し計画の手直しをしています。

私は、東京都葛飾区に住み、墨田区にマンションを所有し、その管理兼会議室に事務所を構えています。この両区は都内でも有名な海抜ゼロメートル地帯で、今回のような地震と来れば津波が来れば一面海に為ることが確実です。(関東大震災の時には、東京も津波に襲われています)

このことを避けるには、転居等の手段が考えられます。しかしながら転居先の決定の前に行うべき事柄が多く、なかなか実行に漕ぎ出せません。ただ、一節に関東(江戸)の大地震は、200年周期ではないかとも言われております。ギャンブルになりますが、今少し時間が稼げたらと思います。

ただ、次回の転居は、不動産保有リスクが無い賃貸に致します。また、事業用不動産も保有せずに、金融商品に転換することが有効な対応策と考えています

なお、ライフプランを考える上では、イベント表とキャッシュフロー表、バランスシートの作成が有効です。
私は、前述の健康問題も在り、また、偶々ですが、資産購入したPC資産管理ソフトのマイクロソフト・マネーにライフプラン作成機能が付いていたため、1999年から毎年イベントとキャッシュフロー表を更新しています。

それによる確認では、現在の状況で進行すると2030年でも資産は枯渇しません。簡便なライフイベント表とキャッシュフロー表は下記を参考として下さい。作成方法は私のホームページに掲載しています。
http://www.officemyfp.com/planningtool.htm

セミナーやご相談は根拠の明示と実証データでお話しています。
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毎月、資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
宜しければご参加下さい。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー  日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイサー
宅地建物取引主任者
独立系顧問料制アドバイザー　吉 野　充 巨
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html