- 中川 淳一郎
- 株式会社中川総合事務所 代表取締役
- 京都府
- 経営コンサルタント
対象:コーチング
潜在仕事力発見ワークの中川淳一郎です。
熊本の農家に惚れ込み、有機野菜のネット通販を立ち上げた仲間がいる。
彼の扱う野菜はみな、甘い、美味い、優しい。
ある時、野菜と一緒に卵を買った。
「おひさまたまご」
実に見事な卵だった。
卵かけごはんのレベルが違う。
市販の卵は味が無いと思ってしまうほど美味しかった。
もう一つ不思議な感覚があった。
懐かしい味がする、
初めて食べたのに・・・
むかし食べた卵の味と同じだった。
巨人、大鵬、卵焼き
子供の好きなものの代表格だった。
また、食べたいと思ったが一個60円もする。
市販の卵は一個20円ぐらいなのに。
そういえば、卵は物価の優等生と言われる。
ふと疑問がよぎった。
働いている人の生活水準は上がっているのに。
私が産まれた頃の昭和30年と比べてみた。
卵 14円/個 → 20円/個
大卒初任給 12900円 → 205,000円
卵は 1、4倍 大学初任給は 16倍
作るヒトは
どうやってこの値段のモノを売って生活できるのだろう。
・何十万匹が入るブロイラーが入る鳥舎を建てた
・人工環境で卵製造機としての性能を上げた
・コストが安く栄養価の高い飼料を与えた
・病気が発生しないよう抗生物質を混ぜた
・
・
作るヒトは、投資をして工夫をして
一生懸命コストを抑える努力した。
それは
買ってもらえないから、生活が出来ないから
「物価」という価値を欲しがったのは我々。
売りヒトは
一生懸命「物価」という価値を提供しようとした。
作るヒトは
一生懸命、店が求める「物価」という価値に応えようと工夫した。
結果
卵アレルギーが発生し食べられない子供がいる。
卵の栄養価が大きく低下してしまった。
卵が美味しく無くなってしまった。
みんな今
一面だけで評価してはいけないと気付いている。
すぐには分からない価値が大切だと気付いている。
だから
自分の直感を信じてみる
自分の感覚を信じてみる
分からないことは
自分で調べてみる
すると
すぐには分からない価値が見えてくる。
そして
自分の基準を持つことができる。
それはきっと
ヒトの価値を認めることに繋がる。
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