こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
働き手が長期にわたって就労不能になることは、働き手の死亡と並んで家計の経済的リスクの1つです。
会社員の場合、働けなくなったら、一般的にはまず年次有給休暇をとります。
次に年休終了後も働けない場合は、健康保険から傷病手当金を受け取ることになります。
ただし、金額は日給(標準報酬日額)の3分の2で、支給期間は最長で1年6カ月です。
傷病の初診日から1年半後か、それ以前に傷病が固定し法律で決められた状態になっていると認定されると、公的年金から障害年金が支給されます。
会社員なら、障害状態1級と2級と認定されると、厚生年金と国民年金から障害年金が受け取れます。
ただその場合でも、配偶者と子1人で、おおよそ年200万円程度です。
自営業やフリーランスの人の場合、加入する国民健康保険には傷病手当金の制度はありませんし、障害年金は国民年金のみになります。
家庭ができる対策としては、配偶者も仕事を持つ、預貯金を増やすといったことに加え、所得補償保険も選択肢の1つになりますね。
所得を補償する保険のため、定期的に一定の収入がある人が対象で、収入に応じた給付金額を保険金額に設定して契約するのが原則です。
ただ、今は主婦も加入できるものや、長期の就業不能を補償する商品も登場しているので、不安がある場合は検討してみてもいいですね
働く人の保険(ライフネット)⇒http://www.lifenet-seimei.co.jp/product/disability/index.html
お給料保険(アメリカンホーム保険)⇒http://www.americanhome.co.jp/salary/index.html
リビングエール(日立キャピタル)⇒http://www.hitachi-ins.co.jp/ltd/kojin1.html
その他、損害保険各社で取り扱っているので自分でもチェックしてみてくださいね。
森久美子が提案する快適ライフhttp://fpmori.com/
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