減価償却費は元本が変化したものです - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

減価償却費は元本が変化したものです

- good

  1. マネー
  2. お金と資産の運用
  3. 資産運用・管理
不動産 賃貸経営の注意点
元々マンションを購入する際に支払った購入費用があります。これが元本です。従って、この費用を毎年の支出に割り振らなければなりません、これが減価償却費です。減価償却費は法律で建物ごとに残存価格と償却年数が決まっています(表を参照下さい)。鉄筋のマンションで47年ですが、一般投資家としては投下資本が何年で回収できるかが重要です。それを考慮すると(総購入金額−残存価格or売却価格)÷回収を終えたい年数=減価償却費相当額と考えたほうが良いようです。

このように考えると、きちんと整備されたマンションで総購入金額×70%(土地は減価しません)÷30年位が妥当な金額に落ち着くのではないかと考えています。例えば5000万円のマンションを購入した場合、5000万円×70%÷30≒117万円になります。さて、この金額を?のキャッシュで残る金額から引くと、儲けは殆ど無くむしろ赤字になる例が多いはずです。意外とマンション賃貸で儲けることは難しいのです。ましてや住宅ローンを借りると利子も払う必要がありますから、一層難しくなります。