- 奥山 裕生
- 奥山裕生設計事務所 主宰
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
最近、共働き家庭や一人暮らしの方を中心に、
洗濯物を帰宅後の夜、干す人が増えているそうです。
理由としては、
「朝、時間に余裕がない。」
「干す時に紫外線を浴びたくない。」など。
かつては、夜、バルコニーに洗濯物が干しっぱなしになっていると、
「だらしない。」と思う人も多かったのでしょうが、
現代の生活事情でだいぶ変わってきているようです。
さらに、浴室暖房乾燥機が普及し、
24時間いつでも干せるようになったことで、一日の
ライフサイクルも大きく変わってきているのかもしれません。
実際に、住宅の設計の打ち合わせの際にヒアリングすると、
「洗濯物は夜、干して、夜、しまいます。」あるいは、
「乾燥機を使うので、外に干すことはありません。」
という方が圧倒的に多くなりました。
割合で言うと、両者あわせて8割くらいの方でしょうか。
かく言う私も、最近は夜、干すことがほとんどです。
自宅で仕事をしていた頃は、朝、仕事の開始と同時に洗濯機のスイッチを入れ、
洗濯機の「ピーピー」という終了音で、ちょっと休憩して、
洗濯物を干していたものですが、事務所を借りるようになってからは、
夕食後、娘が寝るまでの間に洗濯をするような感じです。
(娘が寝た後は、また仕事。)
「洗濯物を夜、干すと、子供がオネショをする」という迷信もあるそうですが、
今のところ、大丈夫そうです。(笑)
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