- 石橋 大右
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
- 大阪府
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
福島原発事故というのは、日本の電力やエネルギー事情について、多くの人の関心が向くキッカケとなりました。
本当はこんな事故がなくても関心を持っておくべき大切なことなのですが…、それでもこれが契機になったのは確かです。
さて、原発に対する危機感が大きくなる中、脱原発という議論が活発になっています。
いきなり全ての原発を止めたらどういうことになるのかは明白で、現実味はありません。
しかし、将来に向けてそうしていくということであれば、それは夢物語ではありません。
そんな経緯で注目されているのが、メガソーラーです。
メガソーラーというのは、太陽光発電による大規模な発電所のことです。
まだまだ日本は小規模なものしかありませんが、海外には大規模なメガソーラーがすでに稼動しているところもあります。
ソフトバンクが提案している電田プロジェクトというのは、全国の休耕田などを発電施設にしてしまおうというものです。
一方のメガソーラーというのは、もっと規模が大きな発電所です。
現在の世論を考えると、これから新たに原発を作るというのは現実味がないでしょう。反対運動の集中砲火にさらされるのは目に見えています。
しかし、現在稼動している原発もいつかは老朽化し、発電できなくなる時が来ます。
その時に、どうやって電力を確保するか?
メガソーラーも、その答えのひとつだと思います。
ソフトバンクの提案に刺激された全国各地の自治体が、メガソーラー誘致に向けて具体的に動き出しています。
これまでになかった、新しい産業が大きく成長しようとしています。
東京都の石原知事や大阪府の橋下知事などをはじめ、全国の首長が続々と賛同を表明しており、メガソーラー構想にはかなり強い追い風が吹いています。
原発と違って危険性がない上、地元に一定の経済効果を与えるとあっては、誰もが歓迎するのは当然ですね。
2011年は大震災という悲しい記憶が残る年になりましたが、その一方でメガソーラー元年という歴史的な年にもなりそうです。
このコラムの執筆専門家
- 石橋 大右
- (大阪府 / 住宅設備コーディネーター)
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
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