惨事ストレス対策法(東北関東大震災心の対策) - 企業メンタルヘルス全般 - 専門家プロファイル

柳原 里枝子
株式会社ハートセラピー 代表取締役
東京都
研修講師

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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惨事ストレス対策法(東北関東大震災心の対策)

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昨日は惨事ストレスからおこるPTSDについて予防法について記載しましたが、今回はその前段階として被災者の方々に必要な惨事ストレス対応法を記載します。

今回のような災害や事故現場などで悲惨な状況を目撃したり、被害者になると惨事ストレスによるストレス反応が発生します。災害活動直後から症状として現れ、おおむね3か月程度で治まってくる急性型、3か月以上続く慢性型、発症の時期が6か月以上経過してからの遅発型などがあります。

症状が1ヶ月以上持続している場合にはPTSD、1ヶ月未満の場合にはASD(急性ストレス障害)と診断します。

惨事ストレス対策として、初期の段階で惨事ストレスによるストレス反応をチェックし、自分のストレス反応の状態に気付く必要があります。

症状の特徴は4つ

  「身体的特徴」⇒ 呼吸、心拍数の増加、頭痛、下痢、発汗、不眠、食欲減退など

  「精神的特徴」⇒悪夢、入眠困難、感情の麻痺、現実感の消失、注意力の減退、集中力の低下、
    忘れようとしている事が意に反して突然蘇る フラッシュバックなど

 「情動的特徴」⇒不安、恐怖心、おびえ、怒り、悲嘆、無力感、悔根 など

  「行動的特徴」⇒過度の活動性、落ち着きのなさ、深酒、過度の薬物利用など

対策法

・我慢は禁物です!まずは誰かに相談してください 誰もがかかりうる状況ですのでおかしいことではありません。

・同じ体験をした人同士で素直に語り合いましょう

・安心できる今後の対策を相談したり、語り合うことで見つけましょう

・症状が2週間以上続くようであれば専門医師にかかりましょう

・一人に相談するのではなくご自身のサポートチームを持つとベストです。

相談窓口

こころの健康相談統一ダイヤル (内閣府)    0570-064-556

東京自殺防止センター                03-5286-9090

電話相談が中心ですが、必要な場合は面接や手紙による相談にも応じます。

自殺予防いのちの電話 (日本いのちの電話連盟) 0120-738-556

毎月10日にフリーダイヤル(無料)の電話相談あり

ハラスメント対策サポートセンター  http://www.heart-c.com/

メンタルヘルス研修・カウンセラー派遣 http://www.heart-t.co.jp/

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