八月に入ってから先週末までお盆も返上し、福祉の原点を学ぶため某施設へ実習へ行っておりました。
その施設とは
身体上又は精神上の理由により養護及び生活指導を必要とする要保護者を入所させて「生活扶助」を行うことを目的とする施設 「更生施設」です。
分かりやすくいうと、ホームレス生活などにより生活保護を受けておられる方が入所される施設で、みなさん何かしらの疾患をお持ちの方が入所されてます。
「更生施設」は通過施設なので、就労しながらアパート暮らしを目標にしたり、専門福祉施設への入所待ちをしたりと様々な目標を持った方がいらっしゃいます。
「福祉」というと大抵は、老人・障害者・介護というイメージを持たれがちですが、福祉の根底は「人権の尊重」と「生活保護」です。
私はこの施設で指導員の方と入所者(利用者)における信頼関係の築き方と相談業務について学んできました。
最初、「更生施設」という名前から怖いイメージを持っていましたが、実際は所内に笑いがあったり、疾患を克服しようとされている前向きな方が多く、私にも気軽に接して頂きました。
指導員の方の仕事範囲は広く、「糖尿など疾患の知識」「アルコールや薬物依存の知識」「債務整理などの基本知識」「アパート賃貸などの不動産知識」をお持ちで、福祉事務所・病院・他施設など多くの機関と連絡調整を行っています。
生活指導においても入所者には最低限のルールがあり、運営に税金が使われているので厳しい指導が行われます。その中で、面談における「相談業務」の方法は私の実務においても役立つことが多い内容で勉強になりました。
今後の福祉活動に役立てたいと思います。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
048-935-4350
「介護福祉情報」のコラム
国際福祉機器展でお会いしましょう(2012/09/25 00:09)
2012国際福祉機器展(2012/08/18 09:08)
介護福祉事業者のIT化(2011/10/13 17:10)
室内のニオイ対策(2011/10/13 07:10)
小児用座位保持装置(2011/10/12 06:10)