不動産仲介の役割2 - 不動産売買全般 - 専門家プロファイル

畑中 学
武蔵野不動産相談室 株式会社 代表取締役
不動産コンサルタント

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対象:不動産売買

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不動産仲介の役割2

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不動産仲介業者の存在の有無を述べる前に前の(1)に欠如していた文章がありました。

そもそも情報を仲介することがその仕事の大半だった不動産仲介業者の情報仲介の仕事が

「それほど顧客に求められなくなった」ということです。

 

私の仕事の範囲は一都三県が主なエリアですが、このエリアで不動産購入を検討しているお客さんに

実際に聞いてみると、自分でネットを使って物件を探しているお客さんが実に多いのです。

私がこの業界に入った10年前に比べると雲泥の差です。

 

未公開物件の存在やネットと口頭の情報の差を比べると、情報仲介の仕事そのものの存在は

不可欠であると言えますが、仕事全体の重要度は低くなっているはずです。

  

そこで、仲介業者が必要であるか?について。

先ほど情報仲介の仕事は「それほど顧客に求められなくなった」

と書きましたが、確かに情報仲介の仕事はかつてほど求められなくなったと思いますが、

それイコール不動産仲介業者がいらない訳ではなく別な意味で、やはりその存在は必要であると思うのです。

 

 

それは何かというと

「この時代に自分がこの不動産を買っていいのか?」

「確かに自分ではいいと思ってこの不動産を選んだけれど果たしてプロから見てどう見える不動産なのか?

という漠然とした不安というか、悩みに答える第三者が必要であるからです。

 

実はここに、不動産仲介業者の役割が必要なはずなのです。

  

でも、悲しい性で成約報酬システムがあるため、「不動産のデメリットはいいにくい」

のが不動産仲介業者の本音。

なかなかうまくは行かないのです。

 

でも、もう一歩進んで考えます。

 

リニュアル仲介の仕組みを見ていて感じるのは不動産仲介業者がうまくガイドすれば

お客様に経済的なメリットを与えられる可能性があることです。

  

今までは糞高い不動産仲介手数料!のイメージで、不動産仲介業者は必要だけど

金食い虫のイメージが強かったんですが、税金の特典が付きにくい中古不動産では

・耐震診断や補修による減税制度の利用

・住宅ローン金利の引き下げ

 (特にフラット35S利用の場合)

・新築を購入するよりも安い登録免許税と固定税等

 (家屋の評価額が築年数が古いので低いため)

などなど、買い方やその後の加工の仕方で大分金額が変わってくるはずです。

そこに不動産仲介業者の醍醐味はないでしょうか?

 

また、細かい金額も、不動産仲介業者のリードによって安くすることができます。

  

つまり、結論としては不動産仲介業者の役割として

●お客様に経済的なメリットを与える立場

として必要となるはずだと言えます。

いや、今後、より必要となるはずであると言い切っていいでしょう。

(希望的観測だけかもしれません)

 

 

不動産は一品生産です。

同じものは2つとしてありません。

故にそこを介在する場合に、まだまだ人の手で加工する機会があるものと思います。

全て同じものでしたら、人の手ではなく、機械の手でも構わないかもしれません。

不動産を見て、その特徴を把握し、特徴をどう活かすのか、逆にデメリットを

どうつぶすのかは、まだ人の手を介さないと成し得ないことだと思います。

 

まだまだ、不動産を仲介することには未知の領域があります。

弊社も私もそこに踏み込んでいきたいと思います。

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