- 松脇 美千江
- ベストライフ・コーチング 代表
- 熊本県
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
私は、定期的に行く2つのお店で、
お客様をどんな風に意識しているのかの違いを感じています。
A店は何度も足を運びたくなるのに対して、
B店は用がなければあまり足を運びたくない感じです。
A店では5,6人の人が働いていて、どの顧客にも
「○○さん、こんにちは。いつもありがとうございます。」と
わざわざその人のそばに行って、目を見て挨拶をしてくれます。
B店も、ちゃんと挨拶を感じよくしてくれますが、
全員ではありません。
そして、B店では必ずと言っていいほど、
「この商品はこんな風にいいんですよ。」と売り込みがあります。
B店も商売ですから、別にそれが悪いわけではありませんが、
B店の人には、私が(=顧客が)お金に見えているのだろうなと
思わせられます。
ところがA店には、私を(=顧客を)大事な人として扱ってくれている
感覚があります。
顧客が、お金に見えているのか、大切な人と見えているのかは
顧客の意識に大きな違いを与えます。
これを人との会話に置き変えてみると、
会話の相手を大切に思いながら会話するのと、
どこかでぞんざいに思いながら会話するのとでは
相手に与える印象が全く違ってきます。
コーチングで大切にするコーチング・マインドの代表的なものとして
相手を100%応援する
相手の中に答えがある
相手には無限の可能性がある
というのがあります。
スキル的にどんなに上手くても、このコーチングマインドがあって
コーチングしているのと、していないのとでは、
話し手が得られる「受け入れられている、大切にされている、
承認されている、応援されている」感覚が全然違ってきます。
人は「自分がこんなことをやりたい」と言って行動する率は、
誰かに説得されて行動するときに比べて、当然高くなるのですが、
自分のことを応援してくれる人、信頼してくれる人がいる
と思うと、行動力が違ってきます。
自分のことを信頼してくれている人のためにも頑張ろうと
思えるからです。
自分のためだけだったら、やる気を持続させるのは難しいものです。
人に行動してもらいたかったら、
子供や、部下や、クライアントに行動してもらたかったら、
「自分は相手を大切にしているだろうか。
心から応援しているだろうか。
信頼しているだろうか。 」
と自分に問いかけて、その都度、自分の意識のスイッチを
入れ直すようにします。
これを何度もやります。
トレーニングすることで、自然にできる割合が上がってきます。
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