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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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これでお肌もバッチリ!?真冬の寒さ&乾燥対策マニュアル(3)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・従って室内の温度や湿度を上手に調整することが重要ですが、具体的にはどのような工夫が必要なのでしょうか。乾燥を防ぐには加湿器の使用が有効ですが、加湿し過ぎると今度は寒い外気に冷やされて壁面などに結露が生じ、それによりカビが生える原因となってしまいます。具体的には湿度が60%を超えるとカビが生えやすいとされるため、60%を超えない程度の加湿に留める方が良さそうです。
 
また家屋内の温度格差を少しでも少なくするためには、家屋の密閉性と断熱性を高めることが大切です。特に窓やドアなどの開口部に於ける熱の流出や流入を最小限にすることが、家屋全体を寒さから守ると同時に省エネの観点からも優れた方法です。そのためには窓やドアに樹脂サッシを用いるなどの工夫をして、密閉性と断熱性を向上させることが有効です。
 
ただ反面、密閉性と断熱性の高い家屋に於いては、ホルムアルデヒドなどの有害物質が室内に籠もり易いことと、内外の温度格差から壁面などに結露が生じやすいといった欠点があります。それを避けるためには24時間作動の強制換気装置を設置することと、家屋の断熱様式を「外断熱」として、壁面に結露の生じにくい珪藻土やドライウォールなどの機能性素材を用いることが有効とされています。
 
そのような高気密・高断熱の家屋内では、どのような暖房様式が望ましいのでしょうか。上述のように、部屋毎にファンヒーターなどの暖房端末を設置するのは部屋間の温度格差を生じてしまうため、可能ならばセントラルヒーティングのシステムを導入し、家屋全体を一括した温度管理にする方がベターです。そうすると玄関や廊下、トイレなども含めて家屋内の温度格差を最小限に抑えることができます。
 
それに加えて部屋を床から暖める「床暖房」にすることにより、足を冷えから守り、全身を温めることが可能です。人間の温度センサーは足のくるぶしあたりに存在するため、足が温められるだけで全身が暖かく感じます。そのために室温が20℃程度でもさほど寒く感じないくらいで、燃料費の大幅な節約にさえなります。またファンヒーターのように風を発生させないため、アトピー等のアレルギーを起こさずに済みます。
 
そうはいってもセントラルヒーティングや床暖房等の設備は、おいそれとは導入できないものです。ランニングコストがむしろ抑えられるとはいうものの、初期コストだけで100万円以上はかかってしまうものです。そこで一般的な部屋毎のファンヒーターと、電気カーペットなどの床に設置する暖房器具をうまく組み合わせ、部屋を上と下からバランスよく暖めることが現実的な工夫として考えられます。
 
さて室内の湿度を50~60%程度に保ったとしても、肌の乾燥から完全に逃れられるとは限りません。冬の間、少しでも肌の潤いを保つためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。肌の保湿クリームや各種化粧品類が多数出回っていますが、様々な商品を使っても肌荒れやクスミなどのトラブルが後を絶ちません。女性を中心としたこのような悩みには、どのように対処すれば良いのでしょうか。
 
よくあるトラブルの事例としては、化粧品類を用いた後にかえって肌荒れやクスミなどが悪化してしまった、というものがあります。この場合、過剰な化粧品の使用や皮膚への刺激により、皮膚の角質細胞が異常増殖して色素沈着したり、細胞間の間隙が拡がって水分が皮膚表面から喪失してしまうことなどが原因とされています。従って過剰な化粧品の使用や刺激は避けることが望まれます。
 
肌の乾燥を防ぐには、良質な保湿剤をごく少量、朝晩2回くらい用いるのが適切です。また肌の洗浄はゴシゴシ擦ることを極力避け、石鹸の泡で肌をソフトに洗う方法が無難です。それと並んで正しい食生活にし、体温を維持することなどを通して体調を整えることが何より大切です。そうすることによって皮膚は本来の自浄作用が働き、自ずと潤いと張りが戻ってくるものです・・(続く)

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