せいさつ(065)不美人→可愛い(そう感じる自分がいた) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

中沢 努
パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
東京都
コンサルタント・研修講師・講演講師

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対象:人材育成

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せいさつ(065)不美人→可愛い(そう感じる自分がいた)

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せいさつ 070~061


変な話しだが、こんな経験はないだろうか?
『はじめて会った時は「醜男」「不美人」にしか見えなかったのに、いつの間にか「まあ普通」とか「案外可愛い」と思うようになっていた。(気がつくとそう感じている自分がいた)』

慣れというのは恐ろしい。
うーん、ちょっと…」と思うようなことであっても、私たちは「それ」に慣れてしまうと「中和」され「違和感を感じなく」なり、最後には「それに馴染んでしまうことがある。
(もちろん例外もあろうが…)

この慣れが「美しい/美しくない」とか「美味い/不味い」という範疇で起こっているぶんにはまあ問題ないのであるが(大いに問題ありという人もあろうが…)、そうとは言えない場合もある。

例えば「利益至上主義の会社」に勤め続ける場合である。
はじめは心のどこかで「世の中、金がすべてではない」と思っていたとしても、だんだんそれが薄れていく。
そういう会社で出世しようものなら「世の中金がすべてではない、と思っていたが、やはり金だ」と思うようになる。
人は出世した自分を否定しないし、またそこに至るまでの自身の歴史も否定しないからだ。
こういう会社にいると、いつの間にか「利益至上主義」に馴染んでしまう(だろう)。

他にもある。
「人をこき使う会社」に勤め続けた場合だ。
自分がこき使われた時は不快でも、それに耐え、やがて部下ができたりすると、自分もかつての上司と同じようなことをしていたりする。
うちの職場ではこれが普通だと思うようになっていたり、そこまでいかなくても、そうしないと仕事がまわらなくなるからそうするのである。

少々極端な例だったが、他人事と一笑に付してはいられない。

あなたは、あなたの周りにある様々なものに慣れてしまっていないだろうか
本当は「好ましくなく、改めたほうがいい」のに、いつの間にかそれが見えなくなってはいないだろうか?


(中沢努「思考のための習作」から抜粋)

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