私は独立系の社会福祉士としても活動しておりますが、介護福祉住宅において福祉住環境をご相談される利用者さんの会話の中では以下のようなキーワードがよく出てきます。
1.介護保険における住宅改修制度
2.終の棲家を自宅とするか、施設にするか
3.土地建物の相続について
4.成年後見人制度について(任意後見人も)
つまり住宅のハード面だけでなく、家族間の調和や金銭の工面にまつわるソフト面もクリアしなければ前に進まない事例も多々ありました。
これからの介護福祉建築において、社会福祉士として新たな分野
「建築ソーシャルワーカー(ASW アーキテクト・ソーシャル・ワーカー)」
を立ち上げ事業の中で取り組んでまいります。この建築ソーシャルワーカーという名称は広まってないので活動の中で広めてまいります。
また病院から退院時、その後の生活方針をサポートする「医療ソーシャルワーカー(MSW メディカル・ソーシャル・ワーカー)」との連携も密にしてまいりたいと思います。
また、社会福祉士会では「住宅ソーシャルワーカー」という分野を立ち上げております。
こちらは、無料定額宿泊所に入居している人の年齢・障害の程度・生活能力等を踏まえて、民間アパートや老人ホーム、ケアホーム、グループホームなどの入居を支援し、地域生活が送れるようサポートする事業です。
機会があればこちらの分野でも活動できればと思っています。
介護福祉建築家としてはブログなどを通じ、全国の方に広まってきたのを実感しています。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
「介護福祉建築家とは」のコラム
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