中小企業にとってのクラウドコンピューティングとは? その3 - システム開発・導入全般 - 専門家プロファイル

清水 圭一
日本クラウドコンピューティング株式会社 
東京都
IT経営コンサルタント

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対象:システム開発・導入

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閲覧数順 2016年12月06日更新

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中小企業にとってのクラウドコンピューティングとは? その3

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中小企業経営にクラウドコンピューティングを活用

皆さんは、パソコンを使っていて、もっと性能を上げて、ソフトウェアの処理速度を上げたいなと思う時、どうしますか?

一番、効果がある方法として、パソコンをもっと高性能な物に変えるということが、有効です。

しかし、個人のパソコンのように、数十万円で購入できればいいですが、企業向けのシステムになると、サーバー一台、数千万から数億することも珍しくありません。

このように、サーバー自体を高性能なものに入れ替えてしまうことを、「スケールアップ」と言います。このスケールアップが問題なのは、前のサーバーを捨てて、新しい高性能なサーバーを購入することになりますので、費用面でも、膨大な額になります。

しかし、スケールアップの手法ではなく、この問題を解決することが出来るのが、クラウドコンピューティングの技術なのです。

例えば、今まで使っていたパソコンの性能を上げたいと思ったら、もう一台のパソコンを買ってきて、二台パソコンがあたかも一台のパソコンのように使うことが出来れば、最初の一台は捨てずに活用できますし、追加で買った二台目のパソコンのほうも、そんなに高性能な物を買わずに済みます。

これが、クラウドコンピューティングで使われている「スケールアウト」という方法なのです。

このスケールアウトという方法は、数百台、数千台以上のサーバーをあたかも一台のコンピューターのように稼動させています。ですので、サーバーの処理量が多くなってきたら、サーバーを次から次へと、継ぎ足せば良いのです。

このスケールアウトの手法は、クラウドコンピューティングの利用者側にも大きなメリットがあります。

それは、システム停止の可能性が低いということになります。数百台、数千台のサーバーは、そのうちの数台が壊れても、残りのサーバーで処理を継続出来てしまうのです。

例えば、GoogleやAmazonのシステムが、システム停止をしていることは、ほとんど出くわしたことがないかと思います。

しかし、銀行や証券のシステムは計画的なシステム停止や、システム障害によるサービス停止が頻繁に起きているのには、「スケールアウト」の手法ではなく、旧来のクラスター、あるいはホットスタンバイという、二重化の手法だからです。

なぜ、銀行や証券のシステムが、スケールアウトの手法を使わないのかは、少々、長くなりますので、また、機会がある時にお話します。

つまり、クラウドコンピューティングを使うと、自社で構築するよりも、必要に応じて、性能を上げたり、下げたりすることが容易で、システム停止の可能性も限りなく低くなり、いつでも使えるシステムを作ることが出来るのです。

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