〔第四回〕インレタを使ってみる(応用編-1) - クリエイティブ制作全般 - 専門家プロファイル

浜田 智美
株式会社トッカシステムズ 代表取締役
東京都
Webプロデューサー

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対象:クリエイティブ制作

浜田 智美
浜田 智美
(Webプロデューサー)
石川 雅章
石川 雅章
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閲覧数順 2016年12月05日更新

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〔第四回〕インレタを使ってみる(応用編-1)

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プロダクツ インレタ・クロマティック

前回はインレタを使うために必要な知識について、一通りを説明しました。いかがでしたでしょうか。今回は、『応用編』と題して、2回に分け(本当は1回での投稿を考えていましたが、文字数制限のため2回に変更しました)インレタのさまざまな使い方について説明していきます。

 

(1)、クリアー塗料の使用

前回より説明の通り、インレタは非常にデリケートであり、これは転写後も変わりません。転写がうまく行えても、転写後にその転写面を擦ってしまった り、衝撃を与えてしまえばインレタははがれてしまいます。この際に有効なのがクリアー塗料の使用です。クリアー塗料はその名の通り透明な塗料です。通常は 塗装面のつやだしや保護などに使うものですが、インレタの保護にも便利に使うことができます。この塗料にはラッカーやアクリル、水性塗料など、さまざまな 種類がありますので、塗装面の材質や、下地の塗料に使用した塗料に合わせて使用しましょう。例えばラッカー系をプラスチックに使用した場合など、これを違 えてしまうと、塗装面の材質を傷めたり、溶かしたりしてしまいますので、使用の際は確認を行ってください。

きれいな塗装面を作りたい場合にはエアブラシによる吹きつけがベストですが、コンプレッサーなどが必要となるため上級者向きです。塗装膜が厚くなっ てしまうきらいはありますが、市販のクリアースプレーでもインレタの保護は十分に行えます。スプレーの使用に際し共通することですが、この場合、同じ位置 へ吹きつけすぎると塗装膜が厚くなり、見映えが悪くなってしまい、さらに、溶剤系塗料の場合にはインレタを溶かしてしまうこともありますので、塗装面を流 すように、全体に満遍なく、これを複数回往復するようなイメージで吹きつけを行いましょう。一般的に塗装面を厚くしたほうがつやがでて、逆に薄いとつやを 抑えることができます。また、吹きつけを行う際は、インレタと同様、吹きつけ面のチリやほこり、油脂、指紋を残さない状態で、塗装面に手が直接触れないよ うに行いましょう。吹きつけを終えたらしっかりと時間をとり、十分に乾燥させてください。

 

(2)、ラインインレタの使用

その名の通りライン状のインレタです。といってもフィルムがライン状なのではなく、フィルムにのった色部分がライン状になったものです。あらかじめ ライン状でインレタを作ることにより、塗装などで表現しようとするとなかなか難しいような細い直線が容易に表現できます。またデータの制作もライン状です から準備は至って簡単です。但し、同じ色の他の箇所を塗装で表現し、細かいライン部分だけをインレタで表現しようとした場合、色を合わせる必要があります ので、この場合、塗装作業などはインレタを作り終えて、実際のインレタを確認してから行うと良いでしょう。

転写の際は、非常に細いラインの場合、強く加圧をしすぎるとインレタがつぶれてしまうこともありますので、力の入れ具合には注意してください。

また、直線状のインレタと同じく、曲線状のラインインレタも同様なことが可能ですので、ぜひ試してみてください。

 

(3)、凹凸部への転写

凹凸部への転写は非常に難度が高いですので、十分な注意が必要です。まず、凹凸部がどの程度かを確認してください。特に激しい凹凸の場合は、バー ニッシャーによる転写が行えないこともあり得ます。

ただ、どのような転写面であっても、フィルムの固着には高品質のマスキングテープを使用し、マスキングテープが転写部分に被らない場所でしっかりと 固着してください。そして狙いを定めて丁寧に、そして均等に加圧をしてください。特に凸部に圧力がかかりやすいですので、圧力が偏らないよう丁寧な転写が 必要です。また、マスキングテープでしっかりと固着していても、加圧によりずれやはがれることも考えられますので、手でもフィルムをおさえながら転写する ことが有用です。

特に激しい凹凸があり、バーニッシャーの球体部分が入らないような場合には、やはり先端の球体が小さいものでの転写が必要です。但し、都合よくこの ようなものがあるとも限りませんので、爪楊枝の先端にヤスリをかけ、少し丸くしたようなものを使うと良いでしょう。また、この凹凸部が組み立てによって生 じるようなものであれば、組み立て前に転写を行っておくのも一つでしょう。

 

以上、いかがでしたでしょうか。次回は(4)、透明部分への転写、(5)、複数のインレタを重ねて転写、という応用編を予定しています。

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