〔第七回〕インレタの豆知識 - クリエイティブ制作全般 - 専門家プロファイル

浜田 智美
株式会社トッカシステムズ 代表取締役
東京都
Webプロデューサー

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閲覧数順 2017年03月30日更新

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〔第七回〕インレタの豆知識

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プロダクツ インレタ・クロマティック

インレタについてのコラムもついに最終回となってしまいました。いかがだったでしょうか。最終回はインレタの豆知識と題して、知っていて便利な知識の一部をご紹介できればと思います。

 

(1)、きれいに切り抜くためのデータの並べる間隔

データを並べる際にも、インレタを上手く切り抜くための気を付けておくべきポイントがあります。ご想像の通り、つめて並べれば、一度にたくさんの文字やマークを作成できますが、ひとつひとつの文字やマークを切り抜く際に、難しい作業となります。一方で、文字やマークごとの間隔を大きくとれば、あまり並べることはできませんが、簡単に切り抜きを行うことができます。それでは、どの程度がベストな間隔といえるのでしょうか。これはそれぞれ作業を行う方の経験や技術によるところが大きいのですが、ここでは目安をお伝えできればと思います。

並べる文字やマークの大きさが比較的大きいもの(5mm角程度)のような場合には、目分量で並べる間隔をとったとしても、極端につめすぎない限り切り抜きの際に不都合が生じることはないと思います。これは、データを並べる際に、当該の文字やマークが大きいために、一定以上に間隔が狭くなると、つめすぎているように感じるためです。具体的には3.5mm~5mmの間隔を取れば、まず切り抜きに苦労することはないと思います。

並べる文字やマークが小さくなってくると注意が必要になってきます。例えば、2mm角のマークを並べる場合、データを並べる際の画面は、実際より拡大して作業を行っている関係で、目分量で適当に並べると、当該のマークと同じか小さな間隔で問題ないだろうと思い込み並べてしまいます。しかし当該のサイズは2mm角であり、間隔も2mmしかとっていないこととなります。このケースではまだ2mmの間隔がとれていますが、これが1mm角以下の非常に細かい文字やマークであれば、ほぼ切り抜きは不可能となります。ですので、小さなデータを並べる場合には、必ず都度間隔を確認しながら行いましょう。具体的に、インレタの扱いに慣れている方であれば、2mm程度の間隔でも問題はないかもしれませんが、自信のない方は、少なくとも3mm程度の間隔を確保した方がよいでしょう。私も、一度1.6mm間隔でインレタの製作を受けたことがありますが、実際に切り抜くのは非常に難しいと思います。

但し、並べる文字やマークの大きさに関わらず、もしインレタのシートサイズに余裕があるようであれば、できるだけゆとりを持たせ、均等に間隔を作りデータを並べましょう。間隔が広いに越したことはありません。

 

(2)、インレタの寿命と最適な保存方法

第三回の「インレタを使ってみる」の「保管する」という項目で簡単に説明をさせていただきましたが、実際にインレタの寿命はどの程度なのでしょうか。これもはっきりとした賞味期限のようなものはありません。保管の方法の良し悪しで、実際の寿命が変わってきます。

これは私の実例ですが、既製品のインレタを購入した際、おそらく3年ほど前に製作されたであろうインレタでしたが、糊がきれいに乾いてしまい、全く転写ができなかったことがありました。一方で、20年以上前に製作されたであろう掘り出し物のインレタが、今でもきれいに転写できるといったこともあります。この大きな差が生じるのも、保管の方法によるものと考えられます。

インレタは乾燥と光に弱く、風が通る場所に密閉せず保管すれば、乾燥により糊が乾き転写できなくなります。また、日光に当たる場所や、明るい場所であると、インレタの劣化が進んだり、色が減退してしまいます。ですので、模型店や画材屋の明るい店内に並べられたインレタは、既に劣化している可能性もあります。最もベストな保存方法は、密閉できるビニール袋などに入れた後、それを保護する箱にしまい、風が通らない冷暗所の奥へしまうことです。ここまでできなかったとしても、乾燥と光を避けて保管すれば、インレタの寿命を飛躍的に延ばすことができます。

 

以上、全七回のこれムにお付き合いいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。これでこのシリーズは終わりですが、みなさんもぜひインレタを使った作品製作にトライしてみてはいかがでしょうか。

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