- 谷澤 史子
- ミューズ・ブランディング・アカデミー(株) 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
と20歳の誕生日に父に言われました。
「自分の適正価値、適正価格を理解する事は難しいけれど
それが出来てこそ大人だ。20歳になったことだし
その辺を意識するのも必要だ。」とも。
難しい課題でした。
ただ事あることに、この言葉を意識し自己評価について考えました。
イメージコンサルタントとして、自己ブランディングについて
真剣に向き合ってきました。自己ブランディングを考える時
適正な自己評価がどれだけ大切か痛感し、
そして適正価格の「評価」には2つの事が必要不可欠であることに気が付きました。
一つは
■正確な市場価格は二つの「市場」を持つ事が必須。
価値、価格として評価される物は全て市場に左右されますね。
市場は、「世間市場」「自分市場」両方必要です。
世間では私の価値はどのくらいなのだろう?
他人と比べて自分がどの位置にいるかが「世間市場」
自分市場ではどのくらいの位置にいるのだろう?
比べる基準はいつも理想とする自分なのが「自分市場」
この二つの市場で自己評価をすると、過小評価にも過大評価にも
なりません。
例えば・・・
友達の中で、顔立ちが劣っていると感じたとします。
しかも周りから顔立ちを褒められた事がない。
これが「世間市場」の価値です。
しかし、自分なりに身キレイにするように心掛けて
理想の自分に近づけた。
似合うメイクも見つけた。
よって、去年の自分よりキレイになったかも。
これが、「自分市場」の価値です。
不思議な事に、「自分市場」の評価が上がるように努力していると
いつの間にか、「世間市場」の価値まで上がることがあります。
この二つの市場で自己評価をすると、過小評価にも過大評価にも
ならず、自身の「適正価格」が出るわけです。
もう一つ大切な事、それは
■「適正価格」は見直しが必要な時期がある。
という事なのです。
「世間市場」でも、「自分市場」でも、高い価値とされる「若さ」
「美貌」。
悲しいことに「若さ」や「美貌」は必ず衰えます。
特に女性の市場価値はこの二つが多くを占めますので年齢を重ねるほど
辛くなります。
その辛さから目をそらすと、「若作り」「下品」になりかねません。
目をそらさず、「適正価格」の見直しが出来てこそ、大人の女性なのです。
女性の「若さ」「美貌」以外の価値って?
たまに「若さ」「美貌」に太刀打ちしようと年齢を重ねるほど
「強さ」ばかりが目立つ女性がいますが、同性の目から見てもちょっと怖い。。。
年齢を重ねるからこそ持ち合わせたい価値とは
「たおやかさ」「優しさ」「経験」「自信」「優雅さ」「知性」
「品」「奥ゆかしさ」「しなやかさ」「秘めた強さ」・・・
正直言ってそれら全てまとめて束にしないと、「若さ」「美貌」には
太刀打ちできないところが悲しいですね〜。
しかも勝算はとても低い・・・・。
せめて言えることは
「ボロ負け」よりは「鼻差で負けよう」ってことくらいでしょうか(笑)
時に、年上の女性で圧倒的に魅力に溢れた人にお会いする事があります。
もちろん若々しく、美しい方が多いのですが
それだけではない、なにか圧倒する雰囲気をかもし出しているのです。
これは、外見戦略はもちろん、「自分市場」で日々高値を
更新しているからだと思います。
≪日々高値更新≫ なんてステキな言葉でしょう♪
父のいう「過大評価」も「過小評価」もしない大人の女性とは
こういう女性のことなのだろうと思います。