結婚と転勤とキャリア - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

藤崎 葉子
株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2024年05月10日更新

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結婚と転勤とキャリア

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キャリアの考え方 女性の視点
最近、公開Q&Aや、私への個別相談などで、

働く女性(働く予定の学生さんも含め)から、

結婚に伴い、パートナーの転勤がある場合、

自分のキャリアをどうすればよいか、

というご相談がとても増えているように思います。



人材紹介会社にいたころから、

こういったご相談は多いと感じておりました。

ご主人様の転勤に伴って一度仕事を

辞めてしまったので、再就職したいという転職活動です。



「転職(再就職)はすぐにできるだろう。」

という感覚の方が意外に多いのですが、

理由がご主人の転勤だったとしても、

他の理由で会社と辞めた方比べと、

転職上、考慮される、有利であるということは

ほとんどないので、若さや専門性がないと就職は難しいのが現状です。


最近のご相談で多いのが、

全国転勤しても、就職に困らない仕事、またはそれに

必要な資格はありませんか、というもの。

これは、かなり難しい質問です。


医師、弁護士などの専門スキルがあればどこでも仕事があるかもしれませんが、

一般的なサラリーマンのレベルで考えると

オールマイティはたぶん無いでしょう。

自宅で開業するなどなんらか起業するほうが早いと思います。


ご主人の転勤先で海外という方のご相談も多く、

例えば、海外に行っている間に語学などを勉強するか、

なにか仕事につながることをするか、

どうすればよいかという方もいらっしゃいます。

何かの勉強を続けるにこしたことはありませんが、

これも帰国後のキャリアを保証するかは疑問です。


もし本気で、連続性をもったキャリアを女性側も

維持したければ、答えは、「ご主人単身赴任」となりましょう。

お子様がいらっしゃるご家庭ではめずらしいことではありませんし、

年数がはっきりわかっていれば実行しやすいかもしれません。

実際は、1〜2年様子をみて、奥さまがあとから海外へという

ケースが多いように思います。


他に方法はないかと考えますと、

極端な例ですが、例えば私の場合は、夫婦間の取り決めで

「転勤しない」というものをかなり前から設けています。

「転勤しない」というのは、転勤がない会社に勤める、もしくは

転勤しそうになったら、適宜転職して転勤せず、キャリア&収入も

維持できるよう対処する(それだけのキャリアをつけておく)

というルールのもとに暮らしております。


これはちょっとやりすぎかしら、と思いますが、

しかし、思うようにキャリアを維持するには、

何か、しっかりと手を打つ必要があるのは確かです。

結婚した以上は、家庭を優先して自分のキャリアには

目をつぶるか、何かしらの覚悟は必要になると思います。


自分の人生において「仕事」がどんな意味を持つのか

じっくり考えてとれる方法をとっていくことが重要かと思います。

結婚前なら、(結婚後でも!?)相手を変えるのもやむを得ないかもしれません。



つまり、「なんとなく、仕事は続けたい」では、

結婚した場合のお互いの転勤リスクに対処するのは難しいということです。

どこかに、人生の軸(家庭第一、キャリア第一など)を

しっかり決めて、乗り越えていく覚悟をしましょう。



ちなみに、それほど高い収入を望まなければ、

キャリアカウンセラーは、全国どこでもそれなりに仕事が

ある資格になってきているようです。

(地域差ありますのでご了承ください。)



キャリアにおいて、家族(自分も含め)の転勤は、

仕事内容にこだわる前に以外な落とし穴になります。

もちろん、それを前向きにとらえて全国・全世界を飛び回るもよし、

転勤について行かず自分の結婚前のキャリアにこだわってつき進むもよし、

しっかり決断していく必要が、特に女性の側にはあるということだけ、

若い方ほど、よくお考えくださいませ!


以上、少々極端なお話もありましたが、

最近のご相談から考えたことでした。

自分とパートナーが幸せであるために何が必要なのか、

しっかりと話し合いたいものですね!

働く女性のみなさん、一緒に頑張りましょう!