自民税調再始動。与党時代より充実した税調を目指す!? - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

平 仁
ABC税理士法人 税理士
東京都
税理士
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自民税調再始動。与党時代より充実した税調を目指す!?

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税制改正 平成22年度税制改正
記録的大敗の波を諸にかぶった形でなかなか再スタートを切れなかった
自民党税調がようやく再始動するようだ。
18日23時23分asahi.com記事はこう報じた。

自民党税制調査会は18日、党本部で総会を開き、来年度税制改正に向けた
議論を始めた。石破茂政調会長は「電話帳」と呼ばれる分厚い冊子に要望を
まとめ、項目ごとに○や×の印をつけた与党時代を振り返り、「野党になって
○×△はもうできない。税調はやらなくてもいいという話もあったが、
そうではない。与党時代より充実した税調であらねばならない」と語った。
野田毅税調会長は、民主党政権が党税調を廃止し政府税調に一元化した
ことについて「一握りだけで決めるやり方だ。はるかに我々の方がオープン
だった」と批判。「野党になったが、本来の税制のあり方について発信していく」
と語った。

谷垣自民党が国民の信頼を取り戻すきっかけを掴むことができるのか。
鳩山民主党政権が財源問題に足元をすくわれかねない状況だけに、自民税調が
存在感を示すことができれば、国民の信頼回復の第一歩を踏み出せるだろう。
しかし、石破氏が指摘するごとく、与党時代よりも充実した税調となる
必要に迫られながらも、予算的な制約があり、議員及び政策秘書が自ら
研究して頂く必要があろう。それによって積み上げられた実力が来るべき
時期の力になると思うが、そこまでできないのであれば、老兵は消え去るのみ。
国民からも引導を渡されることになろう。

通常国会に出される税制改正案に対する実りある政策論議を期待したいところだ。