「品格経営」商売繁盛ニュースvol.14-2 - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

牛田 雅志
ブレインリンク・コンサルティング株式会社 
税理士
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「品格経営」商売繁盛ニュースvol.14-2

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商売繁盛ニュース
部下をあだ名で呼んでますか?

「○○ちゃん、あの仕事できてるかい?」
と気さくに部下を呼びかけているのを見かけます。
とても社内が仲良しな風土なのかと感じます。
が、○○ちゃんと言われた部下が上司に向かって、
「△△チャン、その仕事は出来ています!」
とは返答しないでしょう。そんな返答したら上司にブッ飛ばされるかもしれませんね。

友人関係であだ名を呼び合えるのは同等だからです。上司と部下の関係では、あだ名で呼ぶのは上司から部下の一方向です。(時には上司の器が大きいと、部下があだ名で呼び返すこともあります。)

私はずっと最近まで、スタッフ一人ひとりにあだ名を付けて呼んでいました。それが、親密感の象徴であると信じていましたし社内の風土が和やかになると思い込んでいました。
あるときスタッフの一人が言いました。
「あだ名っていうのは一方向でのものですよ。牛田さんは私たちスタッフからウッシーなどとあだ名で呼ばれたら平気ですか?」
わたしはその言葉を聞いて、自分がいつも
一番上の立場でいたいと思っていることに気がつきました。自分が突然路上で裸にされたようで、とても恥ずかしくなりました。

スタッフを尊い一人の人間として認識すれば、一方向のあだ名は不適切だと思い、その日からあだ名で呼ぶことをやめました。そして、「○○さん」と呼びかけることにしました。
私の修行した外資系監査法人では、どんなに地位が高い方(パートナーといいます)も新人の私たちに対して「○○さん。お願いします。」と丁寧な言葉を使われていました。我々もパートナーに対して社長や部長などという役職で呼ぶことはなく△△さんとお呼びしていました。一人ひとりがプロフェッショナルであるという認識が根底にあったのかもしれません。そんな修行時代のことは、すっかり忘れていました。

あだ名を止めることでそれを寂しがる部下は一人もいません(寂しくなるのは上司だけです)。逆に、同等に接することで、部下の自立心が育ち上司に依存するのではなく自分で課題を見つける力が増します。共に働くスタッフに喜んでもらうことは、必ず会社を好転させます。

二番目の品格経営・商売繁盛マーケティング策は、
部下を
さん付けで呼ぶことです。
あだ名を止めるのに1円もかかりません。


あなたには意識していない無防備な空間があります!

 あなたがリラックスできる空間はどこにありますか?
  家のリビングでしょうか?
  行きつけの居酒屋のカウンターでしょうか?
  気の許せる仲間とならどこでもOK!
とおっしゃるかもしれません。

 誰からも邪魔されず一人きりで自分の世界に入ることができる空間を誰もが持っています。そんな空間では、人の目線を気にせず自分に正直になれますよね。
 
では、自分でも意識していないリラックスできる空間があると言われたらどう思いますか?
 「そんな所はあるわけないよ!」
と反論されるかもしれませんね。
 当然です。自分しか知らないからこそ、リラックスできているのですから。
「なら、どこなんだよ!」
と怒りの言葉が聞こえてきそうです。

実は、その空間とは
携帯電話の中にあるのです。

「コラ!なにトンチンカンなこと言ってるのだ!」
と火に油を注いでしまったでしょうか。

もっと詳しく申し上げると携帯電話に登録されている「アドレス帳」に隠れています。

「はぁ〜?もうお前の言っていることは何も聞かないよ(無視)・・・」

 そんなこと言わないでもう少し聞いてください。
 あなたの携帯電話はあなたしか見ません。あなたの好きな情報があなたの好きな形で保存されています。誰からも注意を受けないし、誰からもその内容を指摘されません。言わば、あなたが人目を気にせずに作り上げている空間になっているということです。したがって、携帯電話の中にはあなたが意識しないまま、あなた好みの世界が存在しているのです。

「なに、訳の分からないこと喋ってるのだ。要点を話しなさい!」

ではまず、携帯電話を取り出してください。その中で登録されている「アドレス帳」を開けてみてください。そこには、あいうえお順やグループ分けされたお名前が載っていると思います。その名前はどう登録されていますか。
友人なら「ケンチャン」や「エッチャン」 
会社の上司なら「幸田部長」に「福田課長」
お客様なら「田中様」・・・

もうお分かりですよね。
アドレス帳に登録されているお名前の「敬称」があなたの意識していない無防備な空間です。

実は私、部下の名前には敬称をつけていませんでした。呼び捨てです。さらに、自動車修理会社や保険会社などこちら側がお客様の立場である相手先にも敬称はつけていませんでした。お客様には「さん」や「様」をつけていましたから、自分より地位や立場が低い方に対して無意識に見下した対応をしていたのです。潜在的に
自分は人より偉い''と思い込んでいたのです。
 このことを気づかされたとき、またまた路上で服を脱がされたごとく、恥ずかしさで一杯になりました。

 「誰も見ていないから」という空間はとてもリラックスができますが、逆に言えば自分の本性が浮き彫りにされるところでもあります。
 
私は、すぐに携帯電話のアドレス帳の名前に誰の区別もなく様をつけました。偽善的と言われても仕様がないですが、そのまま呼び捨て状態にしておくことはできませんでした。

もしもですが、他人の携帯電話の中の自分の連絡先を見てしまった時に、自分より立場の上の方が自分の名前をきちんと「さん」付けで登録していたとしたら、気持ちが良くなりませんか。そして、自分もその方の行為を手本にしなくてはと感じるのではないでしょうか。

三番目の品格経営・商売繁盛マーケティング策は、
携帯電話のアドレス帳の名前に敬称をつけることです。
「様」や「さん」をつけるのに1円もかかりません。

追伸」:この後、たまたま妻に携帯電話の着信画面を見られました。その電話は妻からのものだったので、妻の名前が画面一杯に表示されています。妻がそれを見て一言。「私の名前に『様』をつけるなんて何かやましいことでもあるのでしょ!正直に言いなさい。」とあらぬ疑いをかけられました。様をつけるときには、少しは注意が必要です。