- 土井 健司
- 土井経営研究所 代表
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
確実性で運用する金融資産には債権がありますが、今、日本の国債は利回りが良くなく、かといって、海外債権は為替リスクがありいまいち踏み込めない方が多いと思います。
そのような方にとって、いま注目すべきは、一部の銀行が実施している、ネット定期預金です。
昨年暮れに、新生銀行が金利キャンペーンを行い、非常に反響がありましたが、その後この種のキャンペーンが繰り返し行われるようになりました。
現在、5年物で1.7%、3年物で1.3%、1年物で1.2%と各銀行で多少違いはありますが、かなり魅力的な金利を付けています。
現在の状況では、5年物は多少リスク(今後の金利動向)を感じますが、1年、3年、あたりで分散も含めて考慮することは賢明な判断かと思います。
主だったところでは、5年定期では新生銀行の1.7%(100万円以上)、3年定期ではあおぞら銀行の1.2%(50〜300万円未満)、1.3%(300万以上)(共に半年複利)、1年定期では、新生銀行の1.1%(100万円以上)、あおぞら銀行の1.2%(300万円以上)などがあります。
ただ気をつけたいのは、仕組み預金と一緒にキャンペーンを表示している銀行も出てきています。仕組み預金は一見高金利のように見えますが、実は外貨が絡んだ為替リスクを持った商品ですので、混同しないよう気を付けてください。
これから、ボーナス時期に向かいいろいろなキャンペーンが出てくると予測されますので、今後も注目したいものです。