- 中野 博
- 株式会社エコライフ研究所 代表取締役
- 埼玉県
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
2000年3月、私の娘がシックハウス症候群(建築材料に含まれている化学物質、カビ、ダニなど複合要因)で倒れ、10日間ほど娘は緊急入院すると言う悲惨なことがありました。
まさか、自分の家族にこんな事が起こるなんて考えてもみませんでした。健康被害とはあるとき突然来るもの,まさにわたしは自らの体験により実感したのです。
この悲惨な体験が動機となり、今回この本を書くことになりました。
それが、この本です。
55日間連続プラス4日が達成です!ありがとうございます。感謝!
『家づくりの教科書』 2割の成功者になるために 中野 博 ¥ 1,575
http://www.amazon.co.jp/dp/4487803527/ref=nosim/?tag=nakanoecolife-22
私は現在、環境生活ジャーナリストとして、執筆・講演及び提言活動を行っています。また、株式会社エコライフ研究所を経営しており、日々安全な生活を実現するために必要な「食・住」を柱とする研究活動をスタッフ6名で行っています。
「安心して日々楽しく、おいしい空気を吸える家に住み、美味しく安全な料理を食べて、健康なからだをつくる。そして、家は安全に長持ちして、体も元気で長生きできること。」これは、ごく当たり前の願望です。
こんな平凡だけど大切な願望が一人一人にあれば、必ずエコライフは実現できるのです。もちろん、あなたにもその願いがあるからこそ、情報収集の一環としてこの本も読まれているのでしょう。
あなたの期待に応えるように、私も必至で勉強し取材してきた情報をこの本で可能な限りお伝えします。今までのあなたが身につけた知識からでは、信じられない話やただ驚くばかりの話もいくつか登場するかもしれません。
しかし、ここに書かれている事はすべて事実であり、真実とも言えるでしょう。
私は、住宅関係の書籍は「家づくりの教科書」で9冊目(他の分野含め通算14冊目)になりますが、ここまで本が出せるのもやはり、多くの方々がもっと話を聞きたいと願うからだと感じていますし、そのような励ましや質問などもこれまで数多くありました。
私は、みなさんと同じ消費者の立場に立って、いわば‘消費者の代表’としてあるいは‘家づくりの先輩’としてこの本で話をさせていただきます。
ここで、私が常々疑問に思ってきた話をしましょう。
それは、日本の住宅が短命住宅になってしまっていると言う事実です。戦後、日本の家は25年ほどで建て替えられていると言う国土交通省のデータがあります。この25年は世界で一番短いものです。
『あなたは今建てた家が何年もつと思いますか?』
さて、あなたは何年と答えるでしょう。実は昨年エコライフ研究所が1000世帯に対して行ったアンケートでは、なんと約45%の方が25年から30年と答えています。これは住宅ローンを払い終える時期と同じですね。
これはお金の無駄遣いですよね、住宅のために一生懸命働き、お小遣いもへらし,行きたい旅行なんかもあきらめてきた人も多いと思います。それを、なんとなく30年ぐらい経ち、また建てる。これではいつまでたっても本当の豊かさなんて実感できないですよ。
私はこのような多くの人が陥りがちな簡単な家作り、無駄なお金の使い方をもう一度考えてほしいと思っていつも講演会ではお話をさせていただいています。
私たちが提唱するエコハウスはまず、あなたのお金をもっと大切に!というものです。エコハウスのエコは、もちろん環境を考えての意味ですが、もう一つのエコは、エコノミーつまり経済効率も考えてください、との意味です。
最後に一つだけ、あなたに考えていただきたいことがあります。
『あなたにとって、家づくりは何ですか?』
この命題を頭に入れながら、環境や健康を配慮して経済効果も実現できる素敵なエコハウスとは何か?について考えながら、あなたにとって 素敵な家づくりを進めて下さいね。