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省エネ大賞に不当表示、実はエコになっていない?

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雑感
昨年の省エネ大賞を受賞した日立製の冷蔵庫に不当表示という
残念なニュースです。
21日2時21分YOMIURI ONLINE記事はこう報じた。

廃棄された冷蔵庫の樹脂を断熱材に使い、製造工程での二酸化炭素(CO2)
排出量を48%削減したなどとうたいながら、実際にはリサイクル材を
ごくわずかしか使っていなかったとして、公正取引委員会は20日、日立製作所
の子会社「日立アプライアンス」(東京都港区)に対し、景品表示法違反
(優良誤認)で排除命令を出した。

問題の冷蔵庫は昨年度、経済産業省の「省エネ大賞」を受賞したが、
同社は命令を受けて大賞を返上、同省もこの日、受賞を取り消した。

公取委によると、同社は昨年9月以降に発売した冷蔵庫9機種について、
ポスターや新聞広告で「使用済み冷蔵庫の樹脂を極細繊維化し、真空断熱材
の芯材として活用」などと表示。
しかし、このうち6機種ではリサイクル材は使っておらず、残る3機種も、
わずかな量しか使っていなかった。
また、9機種の中の1機種では、カタログや自社サイトで「真空断熱材製造工程
でのCO2排出量 約48%削減」と表示していたが、実際の削減量は48%を
大きく下回っていた。

同社では昨年、リサイクル材を活用した冷蔵庫の開発を目指していたが、
夏頃になって効果的な断熱効果が得られないことが判明。
ところが、開発を担当する設計部と、カタログやポスター製作を担当する
商品企画グループとの連絡に不備があり、結果的に不当表示になったという。

また、昨年9月に行われた省エネ大賞選考のためのヒアリングでも、
同社は、当時はリサイクル材を使っていない機種しか販売していなかったのに、
経産省の担当者に「既に発売済み」と説明していた。
省エネ大賞は、消費電力などエネルギー効率だけでなく、製品自体の
「省資源性」も考慮して決めるといい、担当課では「省エネ大賞を始めて
19年だが、受賞取り消しは初めて」としている。

同社は「お客様に誤解を与え、深くおわびします」とコメントしているが、
製品の性能には問題がないとして、返品や交換は受け付けない方針。




日立グループのコンプライアンス自体を疑われかねないこの事態を
日立製作所の経営幹部は苦々しい思いで聴いているのではないだろうか。

子会社がやってしまったこととはいえ、日立の顔ともいえる商品での
不祥事ですから、日立グループ全体の信用に関わる重大な問題ですね。

商品自体の性能に問題が無いという言えばその通りでしょうが、この商品を
選んだ消費者のニーズはエコにあったはずです。

これほど消費者を馬鹿にした対応はないでしょうね。

急激な景気後退に、とにかく売れればいいとでも言うのでしょうか。
それも夏の段階でこの状況が判っていたとなれば、リーマンショック以前に
判っていたということですよね。
不祥事隠蔽の企業体質と疑われても致し方あるまい。

今こそ日立グループの総力を挙げて不祥事への対応、コンプライアンスの
徹底を図らなければなるまい。
日本産業グループ・鮎川財閥の流れを汲む名門をこのまま腐らせることは
日本産業界への大打撃だ。

日立グループの今後の対応が注目されるところだ。

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(東京都 / 税理士)
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追悼、手塚太郎君(2012/04/05 10:04)