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クルーグマン教授、かつての日本批判を陳謝

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雑感
アメリカの正義を疑わなかった学者がかつて批判した日本政府の取組に対し、
現在のアメリカ経済の実情から、自己批判している。
14日11時55分YOMIURI ONLINE記事はこう報じている。

「私たちは、日本に謝らなければならない」−−。
2008年のノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン米プリンストン大
教授は13日、外国人記者団との質疑応答で、1990〜2000年代にデフレ不況に
陥った日本政府や日本銀行の対応の遅さを批判していたことを謝罪した。

教授は、「日本の対応が遅く、根本的な解決を避けていると、西欧の識者は
批判してきたが、似たような境遇に直面すると、私たちも同じ政策を
とっている」と指摘。
「上昇する米失業率を見ると、失われた10年を経験した日本より悪化
している」と述べ、経済危機を克服するのは予想以上に難しいとの見方を示した。

クルーグマン教授は、日本のデフレ不況時に、日銀に徹底的な金融緩和を
促す論陣を張るなど、日本批判の急先鋒に立っていた。

また、景気回復の見通しについては、「(景気判定では)今年9月に
景気後退が終わっても不思議ではない。
しかし、失業率は来年いっぱい上昇し続け、回復は実感されないだろう」
とし、極めて緩やかな回復になるとの見方を示した。

「1930年代の大恐慌では、景気の落ち込みには、何度か休止期間があった」
とも述べ、回復に向かったとしても、一時的なものにとどまる可能性を指摘した。




誤りを改めるのは、非常に勇気のいることであるが、自国の経済政策の誤りを
認め、それを支えた自己の学説に対しても否定することになるだけに、
厳しい判断が求められるところだったことは予想されます。

それこそ、「転向」ですからね。

そういう意味では、昨年末に出版された

中谷巌「資本主義はなぜ自壊したのか」集英社インターナショナル2008

も同じ範疇に入るものですね。

中谷教授は、小泉改革にまで発展した構造改革路線を推進してきたブレーン
だったわけですから。
中谷教授の転向は、自己の学者人生さえ全否定しかねない、自己批判ですね。

ただ、生きた経済に対する政策ですから、誤りを是正するには、
できるだけ早い方が良い。
クルーグマン教授や中谷教授は、抜き差しならない経済情勢を考え、
転向表明に踏み切ったものと思われます。

古き良き日本の伝統を絶やさないためにも、中谷教授の懺悔に耳を傾ける
ことに価値があるように思います。

学者が、自己の理論に固執して本質から離れていくことは、その存在価値を
失うことにもなりかねません。
私も実務研究者として、意識していくべき視点なんでしょうね。

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追悼、手塚太郎君(2012/04/05 10:04)