外環全線開通へ着工準備始まる - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

平 仁
ABC税理士法人 税理士
東京都
税理士
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外環全線開通へ着工準備始まる

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雑感
外環が全線開通に向けて着工に向けた準備を始めることが分かった。
練馬―世田谷間の着工により、関越と東名がつながり、
慢性的な環八の渋滞の解消に役立ちそうだ。
24日8時5分産経新聞記事はこう報じた。

国土交通省が、東京外郭環状道路(外環道)の未着工区間(関越道−東名高速、
16キロ)を整備計画路線に格上げする方針を固めたことが23日、分かった。
27日に「第4回国土開発幹線自動車道建設会議」(国幹会議)を開催し、
着工に向けた準備が整う。
計画凍結から約40年たって、懸案だった事業がやっと動き出すことになった。

外環道は、千葉・埼玉・東京を環状に結ぶ全長85キロの高速道路。
うち、東京・練馬と世田谷の約16キロの未着工区間は、昭和41年に
高架方式で都市計画決定していたが、環境への影響を懸念する地元住民らの
反対で45年に計画が凍結され、埼玉県内の区間が開通する中、
着工は大きく遅れていた。

未着工区間について、平成11年に初当選した石原慎太郎都知事が
地下化を提案し、19年4月に地下40メートル以上の大深度地下方式で
都市計画変更が決定。
同年12月の第3回国幹会議で基本計画路線に格上げされた。
石原知事は、2016年五輪招致への影響も考慮し、繰り返し国に早期着工を
求めていた。

現在、国は未着工区間を6車線で計画しており、大深度地下を
シールドマシンで掘り抜く方針。
途中に3カ所のインターチェンジ設置が予定されている。

同区間が開通すれば、関越道、中央道、東名高速が相互に結ばれることになり、
首都高や環状8号線の慢性的な渋滞が大幅に改善されると見込まれている。
現在は環状8号線経由で40〜100分かかっている関越道−東名間が
12分程度に短縮されるという。

国は、未着工区間の整備事業を今月10日に発表した追加経済対策に
盛り込んでおり、平成32年度の供用開始を想定。
総事業費は1兆6000億円を見込んでいる。

都と国は年度内をめどに、建設主体など事業の枠組みを確定したい考えで、
国または高速道路会社が建設の主体になると見込まれる。
都は「いずれにしても、用地買収などで都が協力することはあり得る」
としている。

また、23日、沿線7区市長意見交換会が都庁で開かれ、国交省と都が
まとめた環境・騒音対策を盛り込んだ「対応の方針」が了承された。





外環が全線開通になるのは平成32年ということなので、あと10年以上
先のことではあるが、慢性的な渋滞で身動きがつかない環八の渋滞が
緩和されることが期待され、物流の効率性が改善されると思われます。

石原都知事は2016年東京五輪招致を有利に働かせることも目論んでいる
ようですが、さすがに間に合わないでしょう。
ただ、地下工事で実施されることになれば、環境対策にもつながり、
海外メディアも含め、注目されることになろう。

エコが注目される時代だけに、環境を守りながら開発を進めることが
重要なんですね。

ただ、これだけの大工事。
道路財源の一般化が決まった直後に発表されるというのも皮肉なものですね。