気持ちのいいお天気が続いていますね
さて、あなたには苦手なことがありますか。
私にはたくさんあります。IT関連全般、そうじ、営業、まめな発信、眩しさ、暑さ寒さ、湿気、登山、ジョギング、外国語、セロリ、パクチー、虫、怖い映画、自己犠牲的がまん、媚びること、忙しいこと、お腹がすいた状態、男尊女卑の人、偉そうな人、約束を守らない人などなどキリがありません
自信のない方のなかには、苦手なことを克服しなければと思って、いろいろ試しては挫折して自信を失うという悪循環に陥っていることが少なくないように思います。
たとえば、雑談などのおしゃべり。もしかしたら、本当は雑談には興味がないのに、「雑談くらいできなければ」と思いこんで無理に話に加わろうとして失敗して自己嫌悪をおちいってしまう。
あるいは、何か趣味をみつけたいと思っていろいろやってみるけれど、どれも長続きせず「こんなんじゃダメだ」と落ちこんでしまう。
いかがですか。何か思い当たることはありますか。
私がお伝えしたいのは、苦手なことは無理に克服する必要はないということです。かといって、開き直って堂々としていましょうということでもなく、必要に応じて何らかの工夫をして生活に支障がでなければOKにしてはどうでしょう、というご提案です。
たとえば、私はIT関連が苦手にもかかわらず、いちばん最初のホームページは当時暇でお金がなかったこともあり、ホームページビルダーというソフトを買って自分でつくりましたが、その後はずっと外注しています。そのため知識が更新されなくなり、小さなトラブルでもパニックになってしまいますが、今のところはなんとかなっています。
他には、ADHDの特性傾向で片づけが苦手な人が、家事を外注することで家も気持ちもスッキリし、世の経済にも貢献するというケースがいい例です。
苦手なことというのは、個人的に嫌いなことだったり、生まれつきの特性だったり、いずれにしても克服するのは現実的ではありません。だったら、そんなことにエネルギーをつかって消耗するより、避けられることなら避け、避けられないときは無難にやり過ごすことを目指して折り合いをつけるように工夫すれば充分だと思います。
貴重なエネルギーは、もっと建設的なことにつかって、心身にやさしい豊かな時間を過ごしましょう。
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。