8/22 カナダ留学情報 - ホームステイ不足・賃貸詐欺

大忙しでしたが、大成功で終了した第一回StoryTelling Camp Canada

全力を投入したキャンプでしたので、カナダ情報がしばらくご無沙汰でした。

８月も後半に入り、そろそろ日本から大挙してカナダに留学する大学生たちがやって来る頃ですね。

カナダの大学に通う！

ワクワクと同時に、心配もずいぶんあると思います。

特に、世界の大きな変化とパンデミックの後遺症で、カナダで学ぶ留学生が今非常に困っていること。

「住む所がない！」です。

特にカナダはここ20年に渡る住宅価格の高騰、賃貸の悲劇的不足、ホームステイの大不足から、空港に降り立っても住む所が確定していない人が多そうです。

１．'Urgent' callout for homestay hosts in North Vancouver, Burnaby and Vancouver（Vancouver Sun)

特に日本人留学生に人気のBC州、その中でもエージェントがこぞって生徒を勧誘する（リベート率がいいのでしょうね）地区のホームステイ不足が深刻です。

ノースバンクーバー、バーナビー、バンクーバー地域の不足が目立つと書いてありますが、他の地区でも同様な問題が起こっているようです。

以前は、入学する大学・高校のInternational Student Programがホームステイ部門を持っており直接その地域・学校と連携したホストをアレンジしていました。

ところが、ところが、余りにも両方の質が低いところから、そう、両方です。

ホストも留学生も。

問題が多すぎで、音を上げた学校側が、外部ビジネスにホームステイを丸投げするようになりました。

今ではほとんどの高校が外部のへんちくりんな団体にホスト問題を任せ、それに連れ費用も上がり、「学校には責任はないよ〜」という態度となりました。

大学はホームステイを外部に丸投げというより、留学生が自分の責任で探すことというのが今や常識となっています。

へんちくりんな外部ホームステイビジネスでさえ、つまり、スクリーンもほとんどなしでとにかく誰でもホストにして留学生にあてがい、高い費用を取る外部ホームステイ会社でさえ今はホストが見つからないという異常事態です。

大学でカナダにやって来る日本人のみなさんは、まずは寮に入ることが一番お勧めです。

大学生用のホストにもずいぶん問題が多いですので、気をつけて。

新学期に向けてやって来る留学生がバンクーバー空港に降り立っても、住むところがないケースが非常に多いというのが今のカナダです。

ホスト確定の連絡が来ず、いい加減な言い訳しか送って来ないエージェントには要注意。

２．Waterloo international student warns of rental scam as police investigate　（CBC)

やはり日本人留学生に人気のオンタリオ州から。

大学生がホスト探しを諦め、寮にも入れない場合は、アパートを探します。

そのアパート賃貸での詐欺が横行しています。

Fecebookなどで繋がり、アパート内部も見せ信用させた後、2月分の家賃を払わせ、鍵も渡します。

もちろんその鍵は偽物で、お金を払った後は雲隠れ。

留学生は、お金をなくし、新学期が始まるのに住むところもなく、立ち往生。

余りにもこのようなケースが多いので警察からは警告のお知らせも。

オンタリオ州だけでなく、BC州・アルバータ州でも同様の詐欺のニュースが届いています。

日本から留学し、アパートを探す方は十分気をつけて。

以前から警告しているように、大学留学でもカナダ地元に信頼出来、相談出来る大人がいることがますます不可欠の時代です。

賃貸アパートは、実は地元のカナダ人も今ピンチです。

住宅価格が高騰し、家主たちが賃貸をやめ、売りに出すケースが多発し、賃貸の絶対数が異常に不足しているのが実態。

しかも、賃貸価格も高騰。

物件を見つけるのがほぼ不可能という状況に陥った地域も出てきているカナダです。

３．２番などの結果（もちろんパンデミック・インフレも大きく影響していますが）ホームレスになるしか選択肢がなくなったカナダの人が異常に増えています。 (Vancouver Sun) 

この写真は、バンクーバーのEast Hastings

歩道中にテントが立ち並び、薬物使用が大問題になっています。

そこから今後は銃が押収されたとか。

このEast Hastingsはバンクーバーダウンタウンの直ぐ側、人口も密集地帯です。

観光客が群がるGastownも数ブロック先。

その銃をどう使おうとしていたのか、背筋が寒くなります。

バンクーバー地域に留学する人は、East Hastingsには絶対近寄らないこと、です。

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９月からの留学事情は一体どんな展開を見せるのか、ハラハラしながら見守っているところです。

今後、どうなるかわからない世界事情と、カナダ事情。

留学生にはますます厳しい時代となりました。

「現地に信頼でき相談出来る大人がいること」

これが今の大学留学の絶対必要条件となってしまいましたね。

カナダには十分準備を重ねてから、いらっしゃい！

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