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閲覧数順 2024年05月07日更新

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会話が苦手な人が誤解していること

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先日の台風被害が報道されるのを見聞きするたび、被害に遭われた方々がどれほどショックを受けられ不便な生活をされているかが察せられます。心よりお見舞い申し上げます。

 

さて、カウンセリングでは、会話が苦手だというお悩みがよく出てきます。興味深いことに、こうしたお悩みをもっているほとんどの人が目指しているのは、「おもしろい話をすること」です。

 

私は会話に苦手意識をもっていませんが、おもしろい話をするのは苦手です。うける話、他人を笑わせる話は本当に苦手です。

 

だから、以前、研修講師は必ず受講者を笑わせろと当時の営業担当に言われていたときは、とてもしんどかったです。私だって笑わせられたらどんなにいいかと言われなくても思っていましたが、苦手なものはどうしようもない。できる人がとても羨ましかった。研修は向いてないのかとあきらめようと思うこともありました。

 

でも、一方で、私が受講者になって受ける研修講師たちをよく観察したら、笑いをとる講師もいれば、ほとんど笑いは起こらない講師もいるけれど、受講者としての私の満足度は笑いの有無とは関係ないと気づきました。

 

つまり、大事なのは伝えたい中身であって、相手を笑わせることではないということです。

 

それ以降、私は笑いにとらわれすぎないように、笑いはとれればラッキー、それよりしっかり中身を伝えることにエネルギーをかけようと考えを変えました。

 

もちろん笑いの力は大きいです。だから、相手を笑わせるのではなく、自分がニコニコしていればいいんです。相手の話に笑えばいい雰囲気はつくれます。

 

芸人になるわけじゃないんですから、人を笑わせるようなおもしろい話なんかできなくていい。それより大事なのは、相手の話をしっかり聴いて、いいリアクションをすること。

 

話すことが苦手だと思っている人は、消去法で聞き役になっているだけのことが多く、意外としっかり聴けてないことが多いものです。

 

いかがでしょうか。あなたは、積極的に相手の話を聴いていますか。それとも消極的に聞かされているだけでしょうか。もし、積極的傾聴ができていれば、感情豊かにリアクションできているはずで、会話への苦手意識もないはずなんですが・・・。

 

積極的傾聴とは、相手に関心をもって共感しながら聴くこと。あなたは、話し相手に関心をもって、いろいろ質問したり感想を言ったりしながら聴いていますか。

 

実はこの見極めが大切なのですが、もしかしたら、相手を笑わせたいのは、自分の評価を上げたいからではないか、相手のためではなく自分のためではないか、よく考えてみてください。

 

本当に相手に喜んでもらいたいなら、間違いなく、相手の話をしっかり聴いていい反応をすることのほうが喜ばれます。自分の話で喜んでもらおうとするのは、自分を認めてほしいという承認欲求のあらわれかも。そうだと思う方は、まず相手に関心をもって、相手をよく観察し、相手の話を積極的に聴いてみてみることから始めましょう。

 

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