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閲覧数順 2024年04月19日更新

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花粉もピークを過ぎたというのに、数日前から私の鼻水は増える一方で、これはヒノキに反応しているのか、あるいは風邪なのか、どちらにしても苦しいので薬を飲むことにしましたが、みなさまは麗しくお過ごしでしょうか。

 

さて、前回からの続きで「損得について」。

 

最近、「損をしたくない」「自分だけが損をしている気がする」など、損を気にする人が多いと感じています。

 

あなたはどんなときに「損をした」と感じますか。

 

私の損のイメージは、費やした時間やお金、労力が報われず無駄になったときに感じるもの。見込んでいたリターンがなかったとき、得られると思っていた利益を得られなかったとき、つまり、まわりを当てにしていた、期待しすぎていたときと言ってもいいかもしれません。

 

損にこだわるなかで厄介なのは、被害者意識が強い人です。

 

被害者意識が強い=よくないことはまわりのせい=自分は悪くないと自己正当化=自分の言動に責任をとれない=自信がない、ハラスメントの行為者(加害者)が「そんなつもりはなかった」と責任逃れの発言をすることがそのいい例です。

 

今話題の事務次官も、セクハラを完全否定していますよね。実に見苦しく、否認することでかえって自分の評価を貶めて大損しているわけですが、役人のトップにまで出世するほど賢い人がそんなこともわからないとはとても残念です。

 

予想外のよくないことが起きたとき、私たちは被害者になって責任逃れをするか、我が身をふりかえって反省・学習し次に活かして貴重な体験にするか、選ぶことができます。

 

目先の損にこだわりすぎると、結局何も得ることなく大きな損につながるような気がします。

 

成熟した大人とは、自分の言動に責任がとれる人のことだと思います。たとえ意図していなくても、よくない結果になったときに「損をした」と自動的に被害者になるのではなく、謙虚になって自分に非はなかったのかと建設的に考えられる人でありたいものです。

 

(実は何日もかけて書き上がった記事が、鼻水のせいで操作を誤ったようで消えてしまい、もうあきらめようかと思いましたが、セクハラ事務次官への怒りをエネルギーにして気持ちを奮い立たせ書き直しました。)

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