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山中 伸枝
山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月05日更新

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現在の円高について考える

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資産運用の原則 外貨建て商品について
2008年12月08日記

現況の円高について、読者の方への参考としていただくため私見を掲載します。

現在の円高は世界的に夫々の通貨が適正レベルを探る動きの中で、円が適正なレベルに戻ってきているため、円高になっています。

本年初頭までの円・ドルレートは、異常といわれるほどの円安レベルでした。
その原因は、バブル崩壊後の経済低迷から抜け出そうと考え、通貨当局がドル買い操作を行ったこと、
ゼロ金利政策の行き詰まりから過剰流動性政策を取り、且つ、金利の安い円を借りて金利の高い国へ投資する、いわゆる円キャリー取引を抑制しなかったことによるものでした。

本年3月以降、世界的に、米国だけでなく、英国・スペイン・イタリア・東欧等の住宅バブルの崩壊で、レバレッジ(資金を借りて)を利かせた投資を行っていた投資家がファンドから撤退するために、ファンドの運用者が投資家に現金を返すための換金需要で円キャリー取引を解消する逆回転が起きていることが一つの円高要因です。

資源国の通貨も昨年までは円に対して高かったのですが、景気後退懸念から商品価格(原油、鉄鉱石や石炭など)の急落により、自国通貨が低落しています。

また、これまでの高金利通貨の国々も、インフレよりも景気刺激策のため金利を下げ始めており、円との金利差が縮まっています。
ドルに変わって機軸通貨になるのではと言われ、バブル状態であったユーロもドイツも含め各国が金融危機に巻き込まれた(米国の証券化商品を購入していたのは主に欧州でした)ため、その損失懸念から各金融機関が資本増強に走り資金を回収しています。

各ファンド(特にヘッジファンド)は投資家からの解約要求に応えるため、換金を行っています。この資金はドルで保有しますので、ドルもまた現況では強い通貨となっています。

これらに加え、グローバルな観点からは、日本経済はダメージが少なく、企業はここ数年3つの過剰(設備・雇用・負債)を解消し手元資金が豊富ですから海外企業のM&Aに乗り出しています。

上記により全ての通貨に対して円高になっています。

現在はドルも円以外の通貨にはドル高となっていますが、米国の景気後退がより深刻化すればドルの見直しが起きると考えています。その場合は円の1強になります。

ただ、円高は悪いことではありません。

内需企業にとっては購入原価が下がり、収益力が回復します。(輸出企業や周りが大変だといっているときに、これらの企業は儲かっているとは言わず沈黙しています)

また。輸出産業も時間が遅れますが、原料・資材のコストが安くなり、収益が回復していきます。

そして、我々消費家も円高で海外からの輸入品(ガソリン、ガス、雑貨等々)が安くなりますから、物価が下がり生活費が安くなります。

私が以前書いたものです。宜しければご一読ください。

ビッグマック指数から見る円高・円安
http://profile.ne.jp/pf/officemyfp/column/detail/31166

本当に円高ですか?(外貨建て商品は分散投資が必要)
http://profile.ne.jp/pf/officemyfp/column/detail/28834

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