結婚とキャリア−vol.10 確実に復帰するために - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

藤崎 葉子
株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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結婚とキャリア−vol.10 確実に復帰するために

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キャリアの考え方 結婚とキャリア
今日は、私の大学時代の友人夫妻のお宅に
夫婦で訪問してきました!

我が家と同じ年に結婚した友人夫妻。

私の友人(奥さん)と夫は同じ会社に
勤務していることもあり、
年に何回かお互いの家を行き来しています。

おいしい手巻き寿司、ごちそうさまでした!

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さて、33歳の夏に『おたふく』で倒れ、
以降、体調に不安が残っていた私は、
大きく体を壊す前に働き方を変えようと、

大手人材紹介会社の転職キャリアアドバイザー
として転職することを決意しました。

年更新の専門職というこのポジション、
面接で聞けばアドバイザー職は約80%が
女性であるとのこと。

仕事柄、新入社員は配属されないので
30代の女性が中心の職場でした。

そういう意味では女性も働きやすく
長く勤務されている方も多く、
管理職の女性もたくさんおりました。

しかし、勤務自体はそれなりに忙しく
ハードワークといえばハードワーク。

フレックス勤務だったので
朝遅くても大丈夫なのですが、
夜は早くて20時、だいたい23時くらいに
会社を出る感じの生活でした。

それでも、転職希望の登録者の皆さんと
毎日面談し、お仕事を紹介し、
面接対策や内定まわりのサポートを
するというお仕事は、リズムを作りやすく
楽しくお仕事させていただきました。

何よりも、転職市場の動向や、
求人マーケットの状況、
いろんな会社の採用関連の情報に触れ、

さすが、日本で一番求人数の多い
人材紹介会社だけに、
日本の今の『転職』に関わることが
ひとおおり学べました。

『転職』はキャリアカウンセリングのすべて
ではありませんが、いろんな方のキャリアと
いろんな会社の求人のマッチングを見たので

今ではおおよその転職可能性は
予測がつきます。

女性のキャリアについても
いろんなケースを担当させていただき
貴重な経験になりました。

そして想像以上に

結婚・出産でのキャリアのブランクに対して
正社員でも再就職は厳しい

という現実に触れることとなり
私自身もお客様と一緒に悔しい思いもしました。

一方、お子様を抱えて転職活動される方が
良いチャンスをつかめた時など
とても嬉しい思いを共有させていただきました。

いっぱいドラマがあったお仕事でした。

そんな経験の中から、今の日本では、
結婚・出産でもキャリアブランクを
迎える前に、できるだけ”実力”を
つけておくことが大事であることが
わかりました。

問題は仕事が無い、まったく復帰できない
ことでは無く、一度退職してしまうと

ブランク前と同じ
レベル・内容・ポジションの仕事に
なかなか復帰できない

ということなのです。

育児中は時間に制約ができてしまうので
同じ仕事でないほうが良い場合も
あるかもしれませんが、

それまで積み上げてきたキャリアより
レベル・内容ともに後退してしまうと
モチベーションの維持は難しいと思います。

キャリア維持のコツは、
できるだけ退職せずに、
そしてブランクに入る前に
復帰後も必要としてもらえるような
実力&実績をしっかり示しておくこと。

また、退職してしまう場合でも
何かプロフェッショナルなキャリアを
つけ、人脈をしっかり維持しておくことが重要です。

とある大手企業では、産休・育休は多くの
女性が取得しているものの、

『復帰後はキーパンチャー』

という言葉が影でささやかれるように
復帰すると事務部門で入力などをする作業の
部署に戻るしかなくなる、

という話を聞いたことがあります。

結局、優秀な女性は復帰しても
すぐに外資の会社やベンチャーなどに
やりがいを求めて転職してしまうそうです。

私は、自分が子供を作る前に
いろんなチエがついてしまい
どんどん出産を遠ざけて
あっという間に35歳になってしまいました!

つづく。