古代の中国では、
魂は人の精神に宿り、
肉体には魄(たましい=ハク)が宿り、
ともに人の生命を保持すると考えられていた。
人が死ぬと魂は天に昇り、
魄は地に下る。
精神と肉体は、
常に調和している。
呼吸を整え、
体を柔軟にして、
赤ちゃんのようにいよう。
毎日いろいろなことに惑わされ、
葛藤したり、
心が疲れていたら、
きれいに洗い清め、一点の曇りもない
鏡のようにいよう。
人々を愛し、治める
最高のリーダーは、
目的や思惑など持たない。
自然の変化を柔軟に受け止め、
知恵や経験などによって
周囲に影響を与え、
大きな功績を残しても、
誰にも知られないようにする。
大自然は万物を生み出し、養う。
生み出したものを
自分のものだと主張することなく、
それぞれがすばらしいことを成し得ても、
自分が仕掛けたのだと、
誇りに思うことすらしない。
木々や草花を人知れず成長させても、
それらを支配しようとしない。
我が身を主張せず、自然のままに生きる。
それがリーダーのあり方だ。
(※「心が安まる老子」 伊藤淳子 著 より)
先日夕方に差し掛かる頃に撮った、新たなお気に入りの一枚デス♫
(^^✿
今回の老子も素敵ですね~~~♡
ここで示唆されている様な人間を "真の大人" とお呼びするのでしょう。
そして今回の一番のポイントは「赤ちゃんのようにいよう」という所ではないでしょうか?
この、一見「大人」とは相反するとても深淵な表現に、私はビビビッ♡ ♡ ♡とシビれてしまいますが、(笑)
皆様は?
(*^^*) ~ ✿✿✿
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年