- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
■9月第四週概況
・習近平国家主席の訪米もあり、上海指数は3000㌽の大台を保っています。今週の世界の株価も振幅は大きいものの、落ち着いてきました。
一方、中国の消す気原則に伴う資源価格特に石油も反撥から横ばい状態に映っています。
下図は、CRB指数(ブルー)、NY原油(黄色)、NY金先物価格(紫色)の年初来騰落推移です。
期間は、2014年12月22日から2015年9月25日。
原油価格は、年初から下降横ばいの状況でしたが、上海総合指数の急騰に合わせるように、3月から大きく反発し、6月には年初比較で10%程度のプラスまで上昇しましたが、株価に合わせる形で急落、8月24日に今年の底値を付け急反発そして横ばいの状況です。
世界の商品を代表するCRB指数は年初から下がり、その後横ばい状態でした。7月に入り、トレンドは下落でしたが、原油価格の月反転から2日遅れで26日にその後は横ばい状態です。
NYの金も7月以降は低下、8月中旬から若干の上昇で横ばいから上値をうかがっている状況です。私は、このような動きから、大胆に予想すると、「商品の下落は一旦終結」し、今後は横這いから上昇に転じるのではないかと考えています。とはいえ過去の勢いはありません。中国の景気減速は衆目の知るところですので、緩慢な値上がりになると思われます。
■世界株価の概要
・オールカントリー指数は-2.47%で反落です。
・先進国の指標MSCIワールドは-2.21%の下落、新興国の指標MSCIエマージングマーケット指数は-4.91%の大幅な下落です。
・地域では、アジア太平洋が-3.32%の反落、欧州のSTOXX600も-1.55%の反落、中東アフリカをブルンバーク示すGCC200指数は0.0%で動かず、でした。
・米国概況
米国は下げています。ニューヨーク・ダウは-0.43%の続落、ナスダック総合は-2.92%の反落、S&P500も-1.369%の続落でした。
株価の下落でシカゴのVIX(恐怖)指数は9月18日の22.28㌽から23.62㌽に小幅に上昇しています。
9月第四週の日本株は続落です。日経平均は-1.05%の続落、TOPIXは-0.59%の続落、新興・小型株のジャスダック市場は小幅ですが-0.39%の下落、マザーズも-1.66%の続落です。
東証リート指数は4.26%と大幅な続伸です。
■先進国株価指数
●今週の先進国株価指数、上昇は2指数で28指数が下落しています。
上昇1位は、英国FTSE100でほぼ横ばいの0.08%の上昇、2位はポルトガルのPST全株価指数の0.07%の上昇です。
下落した28指数の内、1位はイスラエルのテレアビブ100指数で-4.25%の下落、2位は香港のハンセン指数で-3.35%下落、3位はスペインのIBEX35で-3.33%の下落です。
一位同士の騰落差は小さく4.33㌽でした。
●新興国・フロンティア国の株価指数は新興国の殆どが下げています
数少ない上昇組は全てフロンティア国で1位はモロッコの全株価指数で1.72%の上昇、2位はベトナムのVN指数で0.73%上昇、3位はバングラディシュのDSE Broad IDXで0.70%でした。
下落した株価指数の1位は、アルゼンチンのメルバル指数-7.16%の続落、2位はブラジルのボペスパ指数で、-5.15%の下落、3位は台湾の加権指数とインドネシアの総合指数で-3.90%の下落です。
今週の上海総合指数は、-0.18%の続落、3092.35㌽です。
自由で公開されている香港市場のハンセン指数は-3.35%の下落でした。
騰落1位同士の差は3週連続して8㌽台の8.88㌽でした。
■主要長期国債利回り週間変化
株価の多くは下がり、国債の価格も下がりました。
通常は株価の上昇=国債価格の低下という相関があるのですが、
今週は株価の下落、国債価格の低下という状況が現出しています。
主要国債で国債利回りが低下(価格は上昇)したのは、日・独・豪の3国債で、米国と
欧州の国債利回りは上昇(価格は低下)しています。
南欧のスペイン、イタリア国債の利回り上昇は顕著です。
■主要商品先物価格及び商品指数
・金は上昇、非鉄金属は下げています。
・金は続伸、銀、プラチナは反落しています。非鉄金属は-3.0%を超える下げでした。
・原油は、3原油ともに上昇、天然ガスは下がりました。
・穀物は3品共に上がり、小麦は5.80%の値上がりです。
・CRB指数は小幅に上昇、日経商品17種は下がりました。
文責
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。あなたのセカンドライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で、資産配分とボートフォリオの構築を口座開設から銘柄選定までサポートします。
独立系顧問料制アドバイザー(商品を販売しないアドバイスの専門家)
吉 野 充 巨
FP学会 会員
プライマリー・プライベート・バンカー日本証券アナリスト協会認定
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.htm
『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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