「品格経営」商売繁盛ニュース vol.4-1 - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

牛田 雅志
ブレインリンク・コンサルティング株式会社 
税理士

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:会計・経理

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

「品格経営」商売繁盛ニュース vol.4-1

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 会計・経理
  3. 会計・経理全般
商売繁盛ニュース
「品格経営」のヒント
  世界中に喜びの種をまくために、「経営者の人格を高め、正しい経営を実践し、その事業を永続的に存続させる」品格経営と黒字経営を推進します。
  品格経営のゴールは果てしなく遠いですが、「継続は力なり」を信じて、
「ワンミリアクション」で歩みます。

経営者が絶対やってはいけないこと

「経営者に必要な素養」とは何か?
先見性、柔軟性、カリスマ性、独自性・・・
リーダーシップ能力、マネジメント能力、戦略立案能力、営業能力・・・
知力、体力、創造力、忍耐力・・・
数え上げればキリがありません。
なぜなら、すべてを網羅する絶対的な素養というものはなく、状況によって必要とされるものが違うからです。

逆に、「経営者が絶対やってはいけないこと」とは何か?
私はそれを数多くの経営者を間近で接しているうちに見つけたのです。
経営が不成功に終わり周りに人がいなくなった経営者はすべてこの行為をしています。そして、その経営者は例外なくその行為をしていることに気付いていません。また、気付かせてくれる人も周りにはいません(正確に言うと気付かせてくれる人はいますが、本人に聞く耳がありません)。
しかもこの「経営者が絶対やってはいけないこと」は経営が上手くいっている時には表面化しないのです。この行為はなかなかしぶとくて少しずつ組織内に侵食していきます。そして、事業が少しでも後退局面に入ると潮が引いた後の浜辺のゴミくずのように汚く浮き彫りにされるのです。

特に顕著に現れるのは、会社の存続が危うくなった時です。
「銀行から返済を迫られた・・・」
「株主から券面どおりの買い取りを要求された・・・」
「お客様から商品供給責任を追及された・・・」
「取引先から支払いを督促された・・・」
「従業員から約束どおり給料・賞与を払えと突き上げられた・・・」
「どうすれば良いんだーっ!」と頭を抱え、経営から逃げ出したくなる時にそのゴミくずのような思考が生まれます。

「銀行が私の会社に貸したのが悪い!」
「株券は紙くずになることを考えてないことが悪い!」
「うちの会社に依存して他社との取引を考えてないのが悪い!」
「得意先の貸し倒れリスクを想定していないのが悪い!」
「お前らの働きが悪いから会社が上手く行かなくなったんだ!」

もう、お分かりですね。
経営者が絶対やってはいけないこととは

「他人のせいにすること」

「牛田さん、何言ってんの!そんな当たり前のこと充分わかってるよ。」と今鼻先で笑われた経営者の方。
もうその段階で、危険領域に入っていますよ(あなたの浜辺にゴミが少し見えます)。
自分の行為・言動は自分では見ることができません。
「充分わかっているよ」と思われた方はすぐに、お客様・従業員・取引先・株主に「私の経営に無責任な言動はありませんか?」とおたずねください。そして、その関係者からのフィードバックに素直に耳を傾けてください。
これを常日頃行える方こそが、
お客様、従業員、取引先、株主に喜びの種をまく「品格経営を推進される経営者」なのです。

「他人のせいにせず、すべて自分の責任にする」

という行為はとても苦しいです。そして他人から責任を追求されるという行為も辛いことです。自分が楽になるためには人に責任を押しつけるのが一番なのです。でも、そこには相手に対する「愛」がありません。

ある会社の経営者が会社の解散決議時に従業員に言った言葉が忘れられません。

「この会社の事業をやりたい奴がいれば引き続いてやらしてやっても良い。でもオレは株主として経営を監視させてもらう。逆にやる気がないのならすぐにこの会社から立ち去ってくれ。そして、この会社はもう解散する!」

自分の経営能力不足により、事業を縮小どころか解散しなければならなくなったことに対する深い反省と、その時まで付いてきてくれた従業員に対する感謝の気持ちがまるでありませんでした。とても悲しい言葉でした。
この経営者の提示した選択はどちらを取ったとしても、従業員にとって利点はありません。利点がないどころか、逆に自分が何か悪いことをしてしまったような錯覚に陥ってしまいそうです。

「こんな無責任な提案なんか信じられないし、普通やるわけないよ!」

と今思われた経営者の方。
今度は大正解です。やってはいけません。
従業員には絶対に罪悪感の残る選択をさせてはいけないのです。

でも、自分の家族を守ることさえできないような会社存亡の危機において、今のような平時の気持ちで対応できるかどうか一度考えてみてください。
自分の身を守るためには人を傷つけることもあります。
人のことなんか考えている場合じゃないよと思う時もあるでしょう。
衣食住が足らなくなった時、人は自分本位にならざるを得ないのです。
調子が良く平安な時にこそ、経営者は最悪時を想定した行動を考えておくことが必要なのです。もし経営が破綻するような事態になってもジタバタしないよう今から考えておきましょう。私が一緒にお手伝いいたします。

最後に一言。
「経営者に必要な素養は何?」という問いに絶対的な解はないと申し上げましたが、逆境から立ち直った経営者の絶対素養はあります。

それは、「胆力」です。
「他人のせいにせず、すべて自分の責任である」という心構えをもっている方のみが持っている特殊な力で、これは知識では到底得ることができず、「覚悟」を決めた人でしか知りえないものなのです。

「そんな経営者おるんかい?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の身近には少なからずいらっしゃいます。
もし、お話を聞きたいと思われる方がいらっしゃれば、喜んでご紹介いたします。

「品格経営」のヒントを一緒に学びましょう。