Dr.倫太郎に学ぶ「頑張らないで下さい」

こんにちは(^^♪

夫婦のためのカウンセラー：中西由里です。

4月に入って、新番組が続々とスタートしましたね。

水曜の10時。

「Dr．倫太郎」を観ようか、それとも「心がポキッとね」を観ようか、散々迷ったあげく倫太郎先生を選びました。

どちらも心を扱った作品なので、両方とも、とっても惹かれたんですけどね(^。^;)

さて。

倫太郎先生、ビルの屋上から飛び降りようとする女性に

「頑張らないでください」

「もう頑張る必要ないですよ」

と優しく声をかけていました。

先生の座右の銘なのか、妹に頼まれたサイン色紙にも

「がんばるな」

って書いてましたね。

頑張り過ぎるほど頑張ってきた人にとって、これは救いの言葉になります。

でも実は、頑張っている人になら誰にでも言っていいかというと、そうでもないんです。

頑張る人って、2種類いるんです。

すごく自己評価が低くて、自分の価値が見いだせなくて

「頑張っていなければ、私はここに居てはいけないんです」

「頑張らなければ、私は認めてもらえないんです」

という感じの人。

このタイプの人は、ありのままの自分ではダメだと思い込んでいるから頑張っている人たちです。

だから、どんなに苦しくても頑張らなければならないと自分を追い込んでしまいます。

ビルから飛び降りようとしていた女性は、こちらですよね。

仕事が出来て周りから嫉妬されているにもかかわらず、それに気づけないくらい自分の価値を評価できてない人でしたから。

（「嫉妬？この私に？」って言ってたでしょ？それに自分が悪いから意地悪されるって思い込んでましたよね）

このタイプの人にとって「頑張らなくてもいいんですよ」のひとことは

「そのままのあなたで充分に素晴らしいんですよ」

というメッセージとして心に響くものになるんじゃないかと思います。

でも、世の中には頑張るのが好きな人もいるんです。

周りの人からは、ストイックに自分を追い込んでいるように見えても、本人的には好きで頑張ってる。

その人にとって、頑張るのは自分らしい生き方なんですよね。

そういうタイプの人に

「頑張らなくてもいいんですよ」

って言っちゃうと、相手は傷ついてしまうことがあります。

だって、「頑張らなくてもいいんですよ」は、その人の生き方を否定してるような言葉ですからね。

テレビで流行ったセリフって、みんな結構気軽に言っちゃいますよね。

「倍返しだ」

とかね。

「私、失敗しないので」

とかね。

ウチの息子なんか「宿題は？」って聞くと

「いたしません！」

って、よく言ってましたっけ(笑)

そうやって使うセリフなのかい？

流行るまえに、ぜひ言いたい！

「頑張らないで下さい」

は、とっても優しくてステキなひと言なんですけど、扱いが難しい言葉です。

すべての女性をヒロインに

ふぃ～めぇる・みしま　代表　中西由里　でした。