- 星 和美
- グレータープレゼンス 代表
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
これは主催者、榎本英剛氏が幼少のころから持っていた「仕事って何?」という素朴な疑問から始まり、大学院でのプロジェクトやその他のリサーチに基づいてつくられた20年以上前から続いているワークショップです。
仕事とは「生計を立てる手段」「一度にひとつしか持てない」「仕事に自分を合わせる」という考え方から、仕事は「自らの存在意義を探求し、表現する手段」「一度に複数持てる」「自分に合わせて仕事をつくる」と違う見方を試しながらワークを進めていきます。
榎本さんはこれを「従来のメガネをかけかえてみる」と言っています。
たとえば、「私は居酒屋店主である」というメガネをかけて見ると、居酒屋経営が仕事になるわけですが、「私は食文化のオアシスをクリエイトする」というメガネにかけかえると、居酒屋以外にもケータリングや、弁当販売といった他の業態や、農業という発想もでやすくなります。
ちなみに、このワークショップの開催地である藤野は、そうした考え方が既に根づいている土地柄で、無農薬野菜のおいしさを伝えたいという方が、畑仕事兼レストラン兼バーベキューイベントをやっていたりします。当然ですが、出てくる食事はかなりおいしい。特に豪華というわけではないのですが、味が違います。
仕事に自分を合わせることが過度になりすぎると、当然ストレスになり、ましてや持てる仕事がひとつしかないとなると、イチかゼロかみたいな発想になりがちです。
それでもいいのですが、自分と仕事との距離感、メガネ(見方ですね)が他にも選択できるなら、試してみる価値はありそうです。里山の古民家でスローフードを食べる経験はワークショップでしかできませんが、一部の内容は本の中でも紹介されています。
本当の仕事 自分に嘘をつかない生き方・働き方/日本能率協会マネジメントセンター
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