「あれ?この餃子・・・お店で食べるときとずいぶんと味が違うな・・・」
餃子、たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、とんかつ、ハンバーガー、ピッツア、お寿司などなど、お持ち帰りに力を入れている飲食店ってけっこうたくさんありますよね。
ある地方の中華料理店も、この店の人気商品である餃子のお持ち帰りが出来ます。
この店、元々は「餃子のお持ち帰り」はしていませんでした。しかし、常連のお客様からの要望があり、それに応える形で、お持ち帰りが出来る様になったらしいのです。
私は、この店で、いつも出張帰りの晩ご飯を食べています。確かに餃子が美味しいのでよく食べます。
ただ、この日は、仕事が早く終わったので、私は、この評判の餃子を帰りの新幹線で食べようと、始めて「お持ち帰り」したのです。
そして、新幹線に乗り込んだ私は、1時間ほどしてから、箱を開け、餃子をぱくつきました。
あれ?・・・・なんだか味が違う。
まあ、少し時間が経っているので、冷めてしまっているから仕方が無いのでしょうけれど、お店で食べたときの味と全然違うのです。
飲食店の商品をお持ち帰りすると、たまにこう言うことがあります。
以前も、ピッツアで痛い目に遭いました。冷めると硬くて食べられなかったのです。くっついてしまって塊になった焼きそばに遭遇したこともあります。
一方で、お持ち帰り専門のデパ地下惣菜店などでは、そう言うことはありません。
それは、「お持ち帰り」を最初から想定して商品開発を行っているからです。
もちろん、「温めてからお召し上がり下さい」と、再加熱を推奨していることもありますが、基本は冷めても美味しいのです。
あるとんかつ店では「冷めても美味しい」と最初から告知していたりします。
駅弁屋さんなどは、冷めている状態で食べることがそもそもの前提だったりしますものね。「冷めたら不味い」では話にならないですからね。
でも、この中華料理屋さんは、「お持ち帰り」して「冷めた状態で食べる」と言う事は全然想定していなかったのです。基本は、店舗内で、出来たてを召し上がっていただくことしか考えていなかったのです。
この店と同様に、最近は、店内メニューをお持ち帰りにも対応する飲食店が増えてきました。
もしも、あなたも店もそれを考えているのならば、是非とも、冷めてしまったときにどういう味になるのか?食材がどの様に変化するのか?と言うことをテストしていただきたいのです。
こんなことは、お持ち帰り惣菜専門店では、当たり前の想定です。
店内飲食専門でも、お客様にお持ち帰りいただくことがあるのならば、お持ち帰り店並の取り組みをするのがプロです。
たとえ、お客様が、「持ち帰りたいと言ったから・・・」と言うのが事情でも、冷めて不味くなるのならば、お持ち帰りをさせてはいけないのです。
お持ち帰りいただくからには、「冷めても美味しい」もしくは、「美味しく温め直す方法の説明書の添付」が必ず必要です。
だって、お持ち帰りで評判を落としても、あなたの店には何の得にもなりませんからね。
不味いものを食べさせて「もったいない事」にならないようにいたしましょう!
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