こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
「夫に明るく声をかけたり、優しく接するようにしているのですが、夫からは全く良い反応がありません」
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なぜなのかわかりますか?
夫が妻から優しくしてもらいたいのは今じゃないからです。
妻から欲しいものがあった。
そのために一生懸命努力した。
でも、どんなに望んでもそれが手に入らなかった。
欲しくて欲しくてしょうがないものが、どう頑張っても手に入らないと思ったとき、人は欲しくて仕方がなかったそれを
「そんなもん、いらねぇよ」
というように扱うようになっていきます。
欲しい、欲しいと思ったまま、それが手に入らないことを受け容れるのは辛いですよね。
だったら、それを必要のないものだと思っていた方が気持ち的に楽なんです。
妻からの優しさが欲しかった夫が
「そんなもん、いらねぇよ」
と諦めてしまったとき、夫婦の関係はギスギスとした冷たいものになっていきます。
そうなってから妻が修復に向けて努力を始めても、夫にとっては
「今さら、何だよ」
って話です。
だって夫はずっと頑張ったり、我慢したりの連続だったのですから。
妻はそこに胡座をかき続けてきたのですから。
夫婦が同じタイミングで修復を望むのは、ごく稀なこと。
自分が努力したことに対して、すぐさま思うような反応がないのは、ごくごく当たり前のことなんです。
そんなとき、修復したい側には「相手を思う気もち」が問われています。
でも、修復が難しい人は、この「相手を思う気もち」の意味を履き違えているんです。
「私は夫を愛しています。だから修復したいのです。でも頑張っても報われません。どうすれば夫は私を愛してくれますか」
と。
夫の意思や都合、選択なんてお構いなしです。
これでは
「私が好きなんだから、私の気もちに応えてよ」
って言ってるようなものです。
自分の気もちを尊重してくれないような妻のことを、一体誰が大事にしたいと思いますか?
修復のためには待つのも大切なプロセスです。
自分のやるべきことをしたら、あとは機嫌良く待つ。
相手の気もちの整理がつくのを待つんです。
振り向いてくれるのを待つんじゃないですよ?
夫が自分の気もちを整え、自分の意思や都合でこの先のことを選択するタイミングを待つってことです。
愛している人には、自由を与えること。
考える自由、選ぶ自由を奪うようなことをすれば、夫の気もちは離れていくばかりです。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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