- 吉武 利恵
- リリア株式会社 代表取締役
- 東京都
- 人の印象の専門家
イメージ・コンサルティングに洋装・和装の着物、礼法など、日本文化に関する内容を盛り込んで参ります。
日本人に合わせたセルフ・ブランディング術をご紹介します。
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日本人のためのハッピー☆イメージ・マネジメント! Vol.49
今回のテーマ「 襖の開け方3ステップ 」
日本文化・着物礼法研究家 吉武利恵
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日本人だからこそ、最低限の和室の振舞いは身に付けたいものです。
今回は和室に入る際に必要になる「襖の開け方」をご紹介してまいります。
和室に入る際、襖を開ける体勢は、
座った状態? それとも、 立った状態?
答えは、
座った状態です。
詳しくは、
正座ではなく、踵を挙げお尻を乗せた「跪座(きざ)」という状態です。
手で襖を触っていい場所は前回のコラムでご紹介しました。
「木の枠」と「引手」だけです。
◆ 襖の開け方3ステップ
・ステップ1
右に開く場合は左手、左に開く場合は右手を使います。
引手に手をかけて、10㎝ほど襖を開けます。
・ステップ2
引き戸にかけた手を、木枠に沿わせて下に移動します。
床から10㎝ほど上の木の枠に、
人差し指、中指、薬指3本の指先を使い体の中心まで襖を開けます。
・ステップ3
手を反対の手に変えます。
小指が上になるように掌を返して、
人差し指、中指、薬指3本の指先を使い体の幅より少し広めに襖を開けます。
ポイントは、体の中心から右側は右手、左側は左手を使います。
どうして片手で一気に開ければいのにっと、思っている方もいるでしょうね。
それは、片手だけで開けると、強い力が加わり勢いよく襖が開いてしまいます。
襖が開き過ぎたり、大きな音が鳴ってしまったりするからです。
物を丁寧に扱うという日本人の良さを動作で表現するためには、
どのような環境であっても、手を持ち変えて、静かに襖を開けることをお勧めします。
足で襖を開けるのは、もってのほかです!
美しい所作は丁寧な動作から生まれます。
次回は、「襖の閉め方」をご紹介します。
・襖の開け方を知ると、どこで利用できそうでしょうか?
このコラムの執筆専門家
- 吉武 利恵
- (東京都 / 人の印象の専門家)
- リリア株式会社 代表取締役
人と人のコミュニケーションに欠かせない印象マネジメント
イメージコンサルティング、コーチング、カウンセリング、の技術を習得後、自身のブランディングの効果を元に、人の印象の専門家として、人のポテンシャルを最大化させる「印象マネジメント」を体系化し、企業向け、個人向けサービスとして現在展開中。
「所作・立ち居振る舞い」のコラム
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