- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
従って、リターン数としては少なすぎるのです。
手元にあるAAライブラリー2014のリターン・リスク図では、2002年1月~2013年12月の期間の幾何平均でリターンが10%、リスクは23.0%程度と読めます。過去10年のリターンが今後も続くと仮定した場合には、ポートフォリオに加えた比率でリターンが加えられます。ただし、他の資産との相関が不明なため、ポートフォリオに加えた場合のリスクが分かりません。
それでも、私はREITをポートフォリオに加えることをお勧めしています。ただし、リスク資産である株式と債券をどれだけ低減するかは、お客様の考え方です。
何故ならば、イボットソン アソシエイツ ジャパン社のAAライブラリー2014の資料(2002年1月~2013年12月の間)では、国内REITは日本株に対してリスクが高くなりますが、リターンも高くなっています。また、外国REITも同様です。ただし、外国リートのリターンは国内リートよりも低いですが、リスクは高くなっています。従ってリートへの資産配分をお決めになる際には、国内リートよりも外国リートへの配分を少なくするようお勧めします。
ちなみに、私のmyfundでは現状3対1に配分しています。
ところで、国内リート≒東証リート指数と日本株式≒TOPIXの動きは下図になります。
期間は2013年9月30日~2014年5月30日の8か月間。
グラフの黄色の線がTOPI、ブルーが東証リート指数で、紫色が米国市場のリート指数の動きです。
このグラフからは東証と東証リート指数は略相関がみられず、TOPIXの激しい推移に対して、東証リート指数は動きがあまりありません。9月30日に対しては4%高になっています。これは、日銀の金融政策でリートを買い続けていることの影響もあります。
米国のリートの動きに連動するETF(ティカーRWR)は、本年に入る上昇つづけ5月30日では14%高になっています。
下図は、東証リート指数ュきいろょに対して、米国内のリート指数に連動するRWR(紫)と、米国以外のREIと指数に連動するETF(ティッカーRWX)(ブルー)です。
このように、国内のリートだけでなく、外国のリートをポートフォリオに入れることで、リターンが上がる可能性もあります。購入した後で円高になれば、其の分レスすることは、ご認識ください。
以上です、
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
FPプラス投資助言で人生設計から資産形成まで一貫してサポート
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。
あなたのセカンドライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で資産配分とポートフォリオ構築をあなたに適した口座の開設から銘柄選定までサポートします。
【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー
『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべて読者・ご相談者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者・相談者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』
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